小田急バス長大路線「渋谷〜調布」大幅縮小へ 世田谷通り都区内から小田急バスほぼ消える
世田谷区内の世田谷通りから小田急バスほぼ消えます。
小田急バス「渋24」撤退 「渋26」大幅縮小
小田急バスは2023年6月19日、狛江営業所のダイヤ改正について概要を発表しました。実施日は7月1日です。
三軒茶屋に停まる小田急バス。7月からは1日2往復しか見られなくなる(乗りものニュース編集部撮影)。
今回のダイヤ改正では、東急バスと共同運行する渋谷駅〜成城学園前駅西口間の「渋24」系統から小田急バスが撤退し、東急の単独運行となります。このことは3月に発表済みでしたが、ほぼ同じルートを行く長大路線にもメスが入りました。
それは、渋谷駅〜狛江駅北口〜調布駅南口間の「渋26」系統です。渋谷駅の路線バスでは貴重な23区外へ向かう路線で、近年は4〜6本まで減っていましたが、今回の改正で全日、朝と夜の2往復のみになります。
「渋24」「渋26」とも、渋谷駅を出ると玉川通り(国道246号)を西進、三軒茶屋からは世田谷通りを延々と走ってきます。両系統の撤退や減便により、世田谷区内の世田谷通りでは、それまで当たり前のように走っていた小田急バスを見かける機会が激減する見込みです。
渋谷〜調布の渋26は、片道でおよそ50のバス停がある長大路線です。小田急バスには同様に大ターミナル駅を発着する長大路線として、新宿駅西口〜吉祥寺駅南口〜武蔵境駅南口の「宿44」が1日2往復残っていますが、それと同じ本数になります。