追浜駅にバスタ!?

「追浜駅前第2街区」で再開発組合が設立

 神奈川県横須賀市の京急線・追浜駅が大きく姿を変えそうです。神奈川県は2023年5月、「追浜駅前第2街区」について、市街地再開発組合の設立を認可しました。6月14日に再開発組合が設立されています。


京急の車両(画像:写真AC)。

 計画地は駅の南東約100メートルに位置。事業では、高さ約100メートルのビルを2棟建設する予定です。再開発ビルには337戸の住宅や商業施設、図書館などが入り、駅との間にはペデストリアンデッキも整備します。今後、2025年5月に着工し、2028年3月の竣工を目指します。参加組合員として三菱地所レジデンスが参加しています。
 
 追浜駅周辺では、バス停が道路上に点在しているほか、駅前広場や交差点で歩行者、自転車、自動車が錯綜している課題があります。そのため、「バスタ」のような集約型の公共交通ターミナルの整備を国土交通省・関東地方整備局と横須賀市が検討しています。
 
 関東地方整備局がまとめた「追浜駅交通結節点整備事業計画案」によると、駅前ゾーンにバス・タクシー乗り場、一般車乗降場、商業施設、公共施設、多目的スペースを設けることが想定されています。今後は再開発事業だけでなく、駅周辺の基盤整備の検討も進んでいく見通しです。