代々木上原方面の直通開始後、進化が続きます。

代々木上原方面の直通開始後に発展が加速

 東京メトロ千代田線の北綾瀬駅前が大きく変化します。三井不動産は2023年6月14日(水)、北綾瀬駅とデッキで直結する商業施設「(仮称)三井ショッピングパーク ららテラス北綾瀬」を着工したと発表しました。2025年夏の開業を予定しています。


千代田線(画像:写真AC)。

 計画地は北綾瀬駅の北側で、駅前交通広場に面した場所です。商業施設は4階建てで、延床面積は約3万1700平方メートル。地域居住者のニーズに応えるスーパーや雑貨、飲食店など、約50店舗が入る予定です。
 
 開発が進む北綾瀬駅周辺ですが、発展のきっかけとなったのは2019年3月から開始された代々木上原方面への直通運転です。北綾瀬駅は当初、綾瀬〜北綾瀬間を往復する3両編成の列車が発着するのみでしたが、ホームの延伸工事が行われて10両編成の乗り入れが可能となり、大手町などへ乗り換えなしで直通可能な始発駅となりました。
 
 ホームの延伸工事後も、環状七号線北側の駅出入口や、駅から「しょうぶ沼公園」に直接出られるエレベーターなどの整備が進められてきました。駅の利用者数も増加傾向にあり、2021年度の一日平均の駅乗降人員は3万3456人となっています。