関越・上信越・北関東「高速IC密集地帯」を貫く一般道が拡幅 ボトルネック解消なるか 群馬
「群馬の森」前の拡幅は、まだです。
群馬県道「前橋長瀞線」一部拡幅
群馬県が整備を進めている県道「前橋長瀞線」4車線化事業のうち、約0.4kmの区間について、2023年6月13日(火)14時から4車線供用が開始されます。
整備後の前橋長瀞線、綿貫町交差点付近(画像:群馬県)。
4車線化されるのは、国道354号に接続する高崎市内の「綿貫町北」交差点から南へ、県道綿貫篠塚線に接続する「綿貫町」交差点に至る綿貫工区0.7kmのうちの未共用部0.4kmです。その先、「綿貫町南」交差点までが4車線化済みで、さらに旧中山道に接続する「岩鼻町」方面の4車線化工事も進んでいます。
この前橋長瀞線は高崎市内を南北に縦貫する道路で、上信越道の藤岡ICに接続しているほか、関越道の高崎玉村スマートICや高崎IC、北関東道の前橋南ICへと連絡している主要ルートです。3つの高速道路が分岐・合流する要衝地域を貫いています。
この3つの高速道路のあいだの区間のうち、烏川に架かる柳瀬橋ならびに北岸の綿貫町前後に2車線区間が残っており、ボトルネックとなっています。沿道には群馬県立近代美術館や県立歴史博物館が立つ「群馬の森」公園もあります。
県によると、4車線化により「この区間に発生していた慢性的な渋滞の緩和が期待されるほか、歩行者・自転車通行空間の確保による安全性の向上も期待されます」ということです。