道順を確認する広末と鳥羽周作氏。このあと広末の運転する車へ

 6月7日に「文春オンライン」が報じた、女優の広末涼子と、ミシュラン1つ星レストラン「sio」のオーナーシェフ・鳥羽周作氏の“W不倫疑惑”の余波が収まらない。

 同日、広末の所属事務所が「本人に対して責任を持って行動するように厳重注意しております」と謝罪すると、出演していたキリンビール「本麒麟」のCM動画が「商品価値を伝えられない」(キリンホールディングス広報の各メディアへのコメント)との理由で、削除された。

 そして、ネット上で広がっている反応が、人気女優が一般人と男女の関係に陥った、ということへの驚きだ。SNSには《どうやったら広末さんと不倫出来るんですか?》《おれにもチャンスありそう》といった書き込みがあふれている。

「鳥羽シェフは、自身のドキュメンタリー映画が製作されるほど、料理界では有名な方ですが、芸能人ではない一般人ですから、よけいに衝撃が大きいのでしょう。不倫ではありませんが、2019年、ロケバスの運転手との結婚を発表した新川優愛さんのケースも、直後は《バスの免許取ろうかしら》といったつぶやきが多数、投稿されていました」(芸能記者)

 女性芸能人と一般人の交際が報じられても、多くはIT企業の経営者など、とても“一般人”とはいえない人物が大半。2018年に本誌が報じた、岩崎恭子が金髪のカツラで変装し、不倫デートをしていた相手も、有名PR会社の役員だった。フリーアナウンサーの鷲見玲奈がテレビ東京時代に、出会い系サイトで知り合った一般男性と交際していたという2020年の本誌報道は、レアケースといえるだろう。

「仕事と関係のない一般人と、女性芸能人が不倫関係に陥るのはさらに珍しく、2017年に『FLASH』が報じた斉藤由貴さんとかかりつけの医師、2019年に『週刊文春』が報じた後藤真希さんとオンラインゲームで知り合った男性など、数えるほどしかありません」(前出・芸能記者)

 斉藤は報道直後にCMを降板し、NHK大河ドラマ『西郷(せご)どん』出演を辞退。後藤真希も活動休止を発表したが、ともに芸能活動を再開し、《斉藤由貴広末涼子とゴマキはなぜ許されるキャラなのか》とつぶやかれるほどの完全復活をみせている。

 また2023年3月には、「女性セブン」が、森田健作主演のドラマ『おれは男だ!』(日本テレビ系)のヒロイン役で知られる早瀬久美が、71歳にして、9歳年下のファンの男性と不倫関係にあることを報じた。

 鳥羽シェフは「文春」の直撃に対し、不倫を否定しつつも「45(歳)になりますけど、当時ど真ん中のアイドルだったんで、みんな世の中の男性はそういうこと思うことはあるかもしれないですけど」と答えている。

 何歳になっても、かつてあこがれた芸能人は特別な存在であり続けるものだが、超えてはならない一線がある。