レイカーズ・八村塁【写真:ロイター】

写真拡大

アービングらのベテラン大物の獲得に否定的な米メディア

 米プロバスケットボール(NBA)のレイカーズ・八村塁に米メディアから残留を求める声が上がっている。スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」が「レイカーズはベテランのために1巡目ドラフト指名権をトレードするべきではない」との見出しで記事を掲載した。

 今季途中にウィザーズから移籍し、プレーオフは地区決勝まで導く原動力の一員になった八村。記事では「あらゆる兆候はレイカーズが2023年NBAドラフトの17番目の指名権をキープすることを指し示しており、またそれこそが彼らのすべきことである」とレイカーズのチーム編成について主張した。

 記事では、来季も予定通りレブロン・ジェームズがプレーした場合、チームはポストシーズンを含めた長いシーズンを送る覚悟ができており、噂があるマイルズ・ターナーやカイリー・アービングなどの補強を求めること自体には理解を示した。

 ただし、「この戦略は失敗する運命にある」と指摘。「ロブ・ペリンカGMはオースティン・リーブスやルイ・ハチムラを含むコアをキープし、成長させたいという希望を披露してきた。2人とも25歳であり、他の若い才能とともに彼らを成長させることは優先すべき重要事項であるべきだ」とつづった。

 ドラフトで1巡目(全体17位)の指名権を持っているレイカーズ。これをトレードの駒とすることもありうるが、記事では「ターナーやアービングのような選手を連れてくるためには、全体17位の指名権以上のものが必要になるだろう」とした。

 その上で「それはリーブスやハチムラらと離別することを意味するかもしれない。そして、将来有望なコアを弱小化させることは将来に向けての素晴らしい展望とはいえない」と言及。貴重な1巡目指名権を放棄するなど、八村を含めた若い選手の成長を捨てるべきではないと訴えていた。

(THE ANSWER編集部)