【難読】“なにける”?「蕩ける」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「蕩ける」の読み方です。
なんて読むの? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
■「蕩ける」の読み方は?
「蕩」は、あまり馴染みのない漢字なので、読み方が想像しづらいかもしれませんね。くさかんむりに湯と書くので、もしかしたら“ゆける”かな? と思った人もいるかもしれません。
では、これに送り仮名の「ける」をつけて、なんと読むのでしょうか。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“とろける”と読みます。
■「蕩ける」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「蕩ける」の意味は以下のように解説されています。
とろ・ける【×蕩ける/×盪ける】
[動カ下一][文]とろ・く[カ下二]1 固まっていた物が溶けて軟らかくなる。また、液状になる。「バターが―・ける」
2 心のしまりがなくなる。「甘美な音楽に心が―・ける」
3 心が和らぐ。なごむ。
「御憤り、殊の外に―・けてこそ見え給ひつれ」〈盛衰記・一一〉
“とろける”と読むんですね。日常的に使う言葉ですが、あまり漢字で見る機会がないので、読めなかった人も多いのではないでしょうか。
■読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「蕩ける」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。「蕩」は、“とう”という読み方が一般的なようで、辞書によっては“とろける”という読み方が載っていないものもあるそうです。
漢字自体は馴染みがないかもしれませんが、“とろける”は使う機会が多い言葉ですよね。この機会に、漢字も覚えてみてください!
(ななしまもえ)
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