中国のショート動画プラットフォーム運営会社、快手科技(01024/香港)が5月22日、2023年1〜3月期(第1四半期)の業績報告を発表し、前年同期比で赤字が縮小したことを明らかにした。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国のショート動画プラットフォーム運営会社、快手科技(01024/香港)が5月22日、2023年1〜3月期(第1四半期)の業績報告を発表し、前年同期比で赤字が縮小したことを明らかにした。
 
 23年1〜3月期の売上高は252億1700万元で、前年同時期の210億6700万元から19.70%増加した。事業別ではオンラインマーケティングサービスが130億6400万元(前年同期比15.08%増)、ライブが93億1900万元(同18.83%増)、ECなどその他サービスが28億3400万元(同51.31%増)となり、3部門いずれにおいても増収となり特にEC事業の成長が目立った。地域別では中国国内の売上が248億7900万元(前年同期比18.36%増)、海外の売上が3億3800万元(同7.04倍)となり、海外ではブラジルやインドネシアなどの主要市場で好調だった。
 
 また、1日当たりのアクティブユーザーは3億7430万件(同8.34%増)、月間アクティブユーザーは6億5440万件(同9.45%増)、アクティブユーザーの1日1人当たりオンラインマーケティングサービス収入が34.9元(同6.08%増)、EC商品取引総額は2247億6650万元(同28.38%増)だった。
 
 当期の純損益は8億7600万元の赤字で、前年同時期の62億5400万元から赤字額が85.99%縮小した。コストの削減により売上総利益が前年同期比33.36%増の117億1200万元で売上の増加幅を大きく上回り、収益性が改善した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)