今年もふるさと納税を利用しました。最近のふるさと納税は物品の返礼品だけではなく、さまざまな体験なども増えています。

JR東日本ならではのオリジナル返礼品

JRE MALLふるさと納税は、JR東日本が運営するショッピングサイト「JRE MALL」のふるさと納税ページです。

JR東日本ならではのオリジナル返礼品が多くあり、例えば寄付金額30万円の「甲府駅1日駅長&甲府電留線体験」、寄付金額5万円の「貸切!運転士・車掌シミュレータ体験」(いずれも山梨県甲府市)などが用意されています。

他のふるさと納税のサイトでは手に入らない体験で、鉄道マニアだけでなく、鉄道好きな子どもがいる人にも魅力的な返礼品でしょう。

JRE MALLはビューカードで決済すると、最大3.5%のJRE POINTも獲得でき、ふるさと納税でもJRE POINTを利用できます。

一休.comや楽天トラベルの宿泊型返礼品

一休.comふるさと納税は、返礼品が宿泊施設の割引クーポンになります。例えば、修善寺にある高級旅館「あさば」(静岡県伊豆市)は寄付金額30万円からとなり、30%分の9万円相当の割引クーポンが返礼品として受けとれます。

受けとったクーポンを一休.comでの予約時に利用して予約すると、返礼品で宿泊することが可能です。

楽天ふるさと納税の楽天トラベルでは予約後に寄付してからでも利用できる「楽天トラベルクーポン返礼品」が便利。例えば、旅行を計画して予約。その後、旅行先の自治体に寄付するとクーポンを獲得でき、そのクーポンを予約済みの旅行で利用する事もできます。

もちろん、旅行前に寄付して、旅行の予約時にクーポンを利用することも可能です。

旅行先で使える商品券型返礼品

旅先で使える商品券型の返礼品も増えています。単純な物品による返礼品だけでなく、実際に旅行し、その地域を応援できる仕組みです。

JALとギフティが提携したのが「旅先納税」。旅行中や旅行前に寄付すると、旅行先で利用できる「e街ギフト」を受けとれます。「e街ギフト」は市区町村内のお店で利用可能です。

また、さとふるとPayPayが提携して開始したのが「PayPay商品券」。さとふるで希望の自治体を選んで寄付すると、「PayPay商品券」を受けとれます。このPayPay商品券は、対象自治体でPayPayで支払う時に利用できるため、慣れている決済手段として使えるのが便利です。

新型コロナウイルスも5類に移行し、旅行しやすくなっています。旅行前にふるさと納税を検討してみましょう。

ネットショップ型でのキャンペーンも

さまざまな寄付の形が増えていますが、これまでのように野菜・肉・フルーツなどとして受け取る返礼品も魅力です。

たくさんのキャンペーンもありますが、2023年5月末まで行われているキャンペーンとして「セゾンのふるさと納税」のものがあります。1万円の寄付で500円分、2万円の寄付でさらに500円分、3万円の寄付で+1000円分のAmazonギフトカードを獲得でき、最大で2000円分のAmazonギフトカードを獲得可能。

さらに、今年はじめてセゾンのふるさと納税を利用すると500円分のAmazonギフトカードを獲得できるため、3万円の寄付で2500円分のAmazonギフトカードを獲得できます。

セゾンの対象カードを持っている場合は、5%〜10%還元分の永久不滅ポイントも獲得できるため、最大18%超の還元になります。

これまで紹介した楽天ふるさと納税などもまだまだお得ですので、自分にあったふるさと納税を探してみてください。

菊地崇仁

ポイント交換案内サイト「ポイント探検倶楽部」を運営する株式会社ポイ探の代表取締役。さまざまなポイントやカード情報に精通し、テレビや雑誌等で活躍中。著書に『新かんたんポイント&カード生活』(自由国民社)等がある。