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アンケートでもらうアマギフのぶんお得でした!

ゴールデンウィークが終わり憂鬱なみなさん、こんにちは。今日からまた平日という名の壁が我々の前に立ちはだかってきました。こう言うと「私はゴールデンウィーク中も普通に仕事でしたが?」的な人が現れますが、十分に不幸せな気分を感じている状況で「もっと不幸せな人もいるんだ、ヨシ!」などと元気が出るはずもありませんし、「もっと不幸せな人もいるんだから愚痴ってなどいられないな!」などと前向きになるはずもありません。せめてもの今の願いは、このあと1週間ぶりに立ち上げる会社のパソコンに【至急】タグとかのついたイヤーなメールが飛んで来てませんように、くらいです。

しかし、そんな日々を脱するため、僕もただただ果報を寝て待っているわけではありません。西武ホールディングスの株に投資したり(※やっとコロナ禍スタート時くらいまで値が戻ってきました)、キャッシュレス決済を駆使して日々の出費を圧縮したり、できる範囲でYouTubeに動画投稿をしたり、懸命に取り組んでおります(※根本のところで「ラクしたい」的な発想が見え隠れする手法揃い)。そして、そうした取り組みの一環として、いつか一攫千金が当たらんかと夢見て各種のクジにも挑戦をつづけているところなのです(※挑戦していることはクジですというクズ感/絶対にラクをしたい!)。

すると、そんな僕に嬉しいお誘いが。お舟のクジを発売している団体から、「タダ券+αをあげるのでお舟を見に来てくれませんか」というメールが届いたのです。「Jリーグ並みのかっこつけたタダ券バラマキ手法ですね…」と関心を持った僕は、「お舟のコーチ屋さんに絡まれたらどうしよう」とか若干の心配がありつつも、プラスアルファの部分を含めて非常にお得な内容となっておりましたため、ゴールデンウィークのゴールデン案件としてお舟に繰り出すことにしたのです。よーし、一攫千金しちゃうぞ!

↓お舟の団体から「ボートレーススタジアムパス」なるものをいただきました!


こちらの「ボートレーススタジアムパス」とは、お舟を広く世の中に広めていくために生み出された多機能タダ券である模様。今回はその「タダ券のモニター」として東京在住の舟ファンが集められ、ご意見などを募りたいということのようでした。早速メールで案内されたタダ券配布のアドレスにアクセスしますと、LINEアカウントに紐づく形で、上の画像のようにいくつかのタダ券がセットで配布されてきました。

セットになっていたのは「入場券」「指定席券」「お食事券500円分×2枚」「おみやげ券」「友だちに配る用のギフトパス」の5種類。入場券は名前の通りの入場券で通常100円ほどかかる入場料がタダになる券です。指定席券も同様に指定席がタダになり、こちらは1500円相当の換算です。お食事券は場内レストラン等での飲食に使うことができる券(※2枚1000円分を一度に使える/お釣りは出ない)。おみやげ券は会場ごとに用意した何らかのお土産がいただける券だとのこと。まともにお金を払う前提との比較で言えば、2600円から3000円相当お得になるという話のようでした。

そして、ひとつ謎深い「友だちに配る用のギフトパス」というのは、LINEなどを通じて友だちにタダ券を渡すことができる機能で、これを使うと友だちにも「入場券」「指定席券」「お食事券500円分×2枚」が配布されるのです。つまり、ふたりで一緒にお舟を見に行き、それぞれ指定席に座って、それぞれ1000円分のお食事ができるということ。これはなかなか大盤振る舞いではありませんか。

↓「ギフトパス」を渡した友だちにも「おみやげ券」をつけるべき、というのはさすがに甘えですよね!


ひとりだけお土産もらったら気まずいとか言ってはいけない!

お土産くらいケチケチするなとかも言ってはいけない!

舟好きの友だちにギフトパスを500円で売るのが一番儲かるんじゃない?とかも言ってはいけない!

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ここまででも十分に嬉しい提案なわけですが、今回はさらにモニター参加のお礼として、後日送られてくるアンケートに答えるとアマゾンギフト券1000円分を追加でいただけるという申し出も(※参加本人のみ/友だちはもらえない)。要するに「交通費分も出すから来てください!」ということです。タダ券をカッコよくバラまきまくっているJリーグでも、見に行ったらアマギフがもらえる設定はさすがになかったというのに。そこまでしてお舟を見せたいとは、「呼んでさえしまえば中毒にしてかっぱげる」という自信が相当あるのでしょう。なるほど、かっぱげるかどうか試してみるがいいでしょう。この挑戦、受けて立つしかありません!

↓やってまいりましたモニターの舞台となるお舟の会場へ!


会場入り口にロクに案内がないので本当にタダ券が使えるんだろうかといきなり不安になりますが、入場ゲートまで行きますと会場の雰囲気に似つかわしくない背広組がゲート横で待ち受けています。そちらでドーンとタダ券を見せますと、スンナリとなかに入れてくれました。ゲートの番人がチケットのもぎりとかでよくあるデジタルスタンプを押すと、スマホに表示したパスにも「済」のマークがつきました。当たり前ですがスマホがないと使えない券のようです。

入場しますと、場内にはマッドマックスみたいな世界が広がり、殺伐としたオジサンたちがギラギラした目で予想屋さんを取り囲んでいます。「ボク、お舟大好き!」と軍艦のおもちゃをお風呂に沈めていた少年がそのまま大人になったらこうなる…そんな世界観。「改めて見ると、よっぽどの友だちじゃなきゃ誘えないな」「経験者以外呼べなくない?」「連れて来られたら単純にビックリすると思う」と若干の緊張感をまといつつ、マッドマックスのフロアを静かに通り抜けていきます。

今回はせっかくタダ券をいただいたので通常価格1500円の指定席に座ることに。入場口から見て最奥にある指定席券売り場まで何故か場内を我が物顔で歩いているハトと一緒に歩いて向かいますと、まだ席は残っているとのことで無事に指定席をゲットすることができました(※先着順のため売り切れたら終了です)。

ただ、何も考えずに最前列のシングルシートを要望したところ、「券売機からお席が遠いですがよろしいですか!?」って強めに確認されたのは謎でしたね。列で言えば3列、階段で言えば15段くらいの差だと思うのですが、そのわずかな差すらもこだわるような職人たちが集っているということなのでしょうか。券売機ダッシュとかそういう文化でもあるのでしょうか。まだ見ぬ世界にさらなる緊張が走ります。

↓指定席をゲットして、高層階へと向かいます!この券にまでクジがついていました!


↓「で?」って感じかもしれませんが、お舟の展示などもありました!



長いエスカレーターをのぼって高層階にたどり着くと、そこはまったくの別天地。さっきまで刑事ドラマで悪の組織が取引をする倉庫みたいな場所にいたはずなのに、高層階は一転してどこかの公民館みたいに小綺麗になっています。「直接ここに入場できるなら野郎は誘えるかも…?」という感触。1500円かかることもあってか、基本的にお客さんの数は少なく、ゆったりとした雰囲気です。床には何とカーペットが敷いてありました。もちろんハトも歩いていません。

↓お舟のクジの買い目を記入する台も空いていてゆったりできそう!


こちらのフロアで「何らかのお土産」の引き換えも行なっていたので、そちらも早速引き換えてもらいました。あまりにヒマだったのか、あまりに利用者が少ないのか、引き換えスタッフ側にも「本当にもらいに来るんだ…」という若干の驚きの色が見受けられましたが、しっかりとお土産をいただくことができました。今回のお土産は「応援グッズとしても使える、被れるエコバッグ」とのこと。「う、うーん、ありがとうございます!」という感謝の気持ちでいただきました。勝手に「ビールとかもらえるのかな?」と思っていた行く前の自分は、あとで𠮟りつけておきます!

↓「応援グッズとしても使える、被れるエコバッグ」をいただきました!


↓応援グッズとして使用するとこんな感じになります!使用すればですが!


自分の席に向かいますと、そこはなかなかのゴージャス空間。競馬場でも1500円くらいで指定席が売っていたりしますが、同じ価格帯の指定席よりもグレードとしては上です。フカフカのソファー、じっくりとお舟クジの予想ができるテーブル、周囲の視線を遮る目隠し、ドリンクホルダー、充電用のコンセントが用意されています。各席には小型テレビサイズの専用モニターが設置されており、手元のボタンで全国各地の会場の様子へとチャンネルを切り替えることも可能。ひたすらクジの倍率だけ表示しているチャンネルなどもあって、環境としてはベリーグッドです。

↓こんな感じの座席でした!


↓コンセントやドリンクホルダーも完備!


↓あらゆる情報を閲覧できる多チャンネルシステム!


↓全面ガラス張りで視界も良好です!


そして至れり尽くせりなのが、こちらの指定席券を購入しますと、高層階に設置されたVIP向けの施設を利用させていただけるのです。すでに十分にVIP扱いをしていただいている感じがするのに、この上さらに「え!?本当に利用させていただいてよろしいんですか?」と驚くようなサービスが提供され、さすがVIP向けの施設だと唸りましたのが…

↓何とフリードリンクが提供されておりました!


コーヒー、紅茶、ジュースなどに加えてあったかコンポタの提供も!

こちらすべて無料となっております!ヒャッハー!コンポタだコンポタだ!



さすがにフリーアルコールの提供まではなさそうでしたが(←すぐ調子に乗る)、コンポタをいただけるなら十二分&大満足です。ノドを潤すだけでなく栄養補給までできて、これは予想も捗るというもの。感謝の心で余裕があるせいか、早速購入したお舟クジでは200円購入して200円をズバリ的中させるなど、予想の面でも絶好調です。いやーお金も落とさず、ドリンクチューチューしてしまって申し訳ない限り。

ひとしきりレースなどを楽しみました僕は、終盤のメインレースへと向かうに先立ち、腹ごしらえをすることに。何せ1000円分のお食事券をいただいておりますので、お大尽メニューでガッツリと楽しませていただきましょう。こちらの会場では「牛炊」という牛すじ肉をじっくりと煮込んだ雑炊が名物だそうですので、それもちょっとトライしてみてもいいかもしれませんよね。

……と思って館内のお食事処を訪ねたのですが、そこでは衝撃の報せが待っていました。高層階にあるVIP用フード売店に掲示された「本日の販売は終了致しました」の立て札。え?ええっ?この日は18時までレースがあり、売店に向かった時点でもまだ3レース・2時間弱を残す段階だったのですが、フード売店は早くも閉められていたのです。

「VIPのお昼は早いのか…?」と思いながら場内をさまようも、レストランも売店も軒並み営業を終了しているではありませんか。行けども行けども開いている店はなく、ようやく見つけたまだ買い物客がいる売店でも、「もう終わっちゃった」と取りつく島もない反応。あちこち聞いて回るも「やってればやってるし、やってなければやってない」ということしかわからず、もちろん「私が行って店を開けさせますよ!」なんて提案があるわけもなく、結局開いているお店は見つけられませんでした。まさかのお食事券使えずじまいという大失態でした!

↓VIP用売店では揚げ物全品220円の良心的価格で提供されていた!が、食べられず!


↓レストランのラストオーダーは15時30分とメインレースを待つ気はサラサラない運営姿勢!


↓お食事券は確かに使えるが、店がずっと開いているとは言っていない、という厳しい現実!


なるほどー……勝手にメインレース前にビールを買って飲みながら観戦、みたいなスタイルを思い描いていましたが、野球場みたいに最後まで売店が開いているとは限らないわけですね。競馬場だって(全部の店が何時に閉まるのか確認したことはありませんが)ランチタイムが終わったら閉まっている店もあったような気がします。そんなフワッとした記憶しかない時点で、「メインレース前後に飲み食いをしているわけではない」というのが個人的な実態なわけです。そりゃあ店も閉まるでしょうな。勝手な思い込みで出遅れるという痛恨のお得ミスでした。

「メインレースぐらいまではお店やってると思うだろ!」と叫びたい気持ちは無知な自分の失態とグッと堪えねばならない。「お食事券を使える店一覧のページに営業時間も書けただろ!」という要望は過剰な甘えとして封じなければならない。「まだお店の人がいるのに『もう終わっちゃった』はさすがに何とかならんか!?」という憤りは単なるクレーマーでしかないので慎むべき。「まぁでもよく考えたらそんなに食べたいものもなかったけど!」という身も蓋もない感想はグルメ気取りとして非難されても仕方ない。有効期限付き商品券と同じで、すべては使えるうちにとっとと使わなかった自分が悪いのです。

ただ、何か、もらった気分でいたお食事券1000円が使えなかったことで、「1000円負けた」という気持ちになり、それまでのワクワクしていた気持ちはスーッと覚めていきました。今まさに同じ最寄り駅から行ける東京競馬場では馬が走っている時期なのに、タダだからと言ってあえてお舟を見ることもなかったなと。アンケートでもらう予定のアマゾンギフト券1000円から足が出ないうちに撤退するのが吉であろうと、レース観戦は決然と打ち切って帰ることとしました。後日もう一回出直してもいいのですが、まぁ、ちょっと別の用事もあるので、お食事券はこのまま静かに眠らせようと思います。

細かい部分は後日アンケートで改めてお伝えしようと思いますが、事前のワクワク感と現実との乖離が大きかったなと思いました。行く前はね…すごく楽しい気分だったのですが、いざ行ってみたら言うほどお得でもないという。入場料100円にはそもそもこだわってないし(※100円だし)、指定席は基本行かないし(※タダなら行くかな程度)、フードも別に食べないし(※帰りに何か美味しいもの食べます)、着られるエコバッグは着ないし(※エコバッグとしては破格のデカさ)、「もう1回」同じ券をもらっても今回ほどワクワクはしないかなと思いました。基本に返るようですが、大レースがあるとか、大谷翔平さんが来場するとか、何か別の理由のほうが大事だなと思いました。あと、場内がキレイとか、集っている人に清潔感があるとか、ハトが場内をゾロゾロ歩いてないとか、そういう大前提の部分での敷居の高さを何とかするほうが王道かなと。

なので、タダ券を配ってもいつものお客さんが割安に遊ぶだけになって、新しいお客さんを増やす効果はほぼナイと思いますが(※一度は行ったとしても再訪しないと思う/友だちにもおみやげとアマゾンギフトがあれば再考するかも)、もしかしたら10年行ってませんとかの休眠層には有効なプロモーションとなるかもしれないなと思いました。メルマガだけ登録してる人とか、オンライン投票の会員になってるけど最近買ってない人とか、抵抗感のない人に送りつけることができたら効果的かなと思います。僕も、行く前はすっごくワクワクしてましたから。

というような話を後日アンケートでビッシリ書かせていただこうと思います。1000円分の熱い「お気持ち」、ぜひ参考にしていただければ幸いです。あと、末筆になりますが、場内の掲示物を見ておりましたら、「あれ?この掲示物があるということは、そういう情報に精通した人が紛れているのかな?」と思って怖くなってしまったので、もうちょっと穏便な掲示物にされたほうがいいなと思いました。ポスターを替えるか、ポスターを貼る甲斐がない環境にするか、どちらかがオススメです!

↓この会場なら「拳銃情報」がなんぼでも寄せられそうだという期待感をにじませるポスター!


「それは拳銃情報ちゃうやろー」に遭遇したことはナイし、

「ほな拳銃情報かー」に遭遇したこともナイです!

むしろ入場口に金属探知機でもつけたほうが拳銃情報が集まる気がしますね!

平和島と江戸川でも使えるようになったら、またタダ券を下さい!