乗車を断られた12歳少年が提示した、しわだらけの一日乗車券。「23年4月27日まで有効」「子供用一日乗車券」「2.5ポンド」など必要な情報は確認できるはずだが…(画像は『LADbible 2023年5月3日付「12-year-old kid ‘kicked off bus’ at night and ‘told to iron ticket’ by driver」(Credit: Reach PLC)』のスクリーンショット)

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スコットランドのエディンバラで先月27日、市営バスの運転手が12歳の少年の乗車を拒否し、その対応が物議を醸している。一日乗車券がしわだらけだったため、運転手に「アイロンをかければ使えるようになる」と言われた少年は、夜道を一人で歩いて帰宅したそうだ。英ニュースメディア『The Mirror』などが伝えた。

エディンバラを中心に運行する市営バス会社「ロージアン・バスズ(Lothian Buses)」の運転手が先月27日、フレディ・マクファーレン君(Freddie MacFarlane、12)の乗車を拒否し、その不適切な対応に非難が集まっている。

フレディ君は27日午後8時15分過ぎ、友人の家から帰宅するためにイースト・クレイグスから街の中心部に向かう31番のバスに乗車することになっていた。

しかしフレディ君は帰宅予定だった8時半を過ぎても戻らず、母親のアンドレア・マクファーレンさん(Andrea MacFarlane)は徐々に不安が募っていった。

そして1時間後の午後9時半過ぎ、ようやくフレディ君が玄関に現れた。

アンドレアさんがフレディ君に「なぜこんなに遅くなったの?」と尋ねると、フレディ君は運転手に一日乗車券を提示したが、「しわくちゃだ」「(券に)アイロンをかけたら使えるようになる」と言われ、バスに乗車できなかったそうだ。

普段はトラベルカードと呼ばれる定期券を使ってバスを利用していたフレディ君だが、そのカードを紛失してしまい、この日は母親から切符代をもらって一日乗車券を購入していた。

またバスに乗せてもらえなかったフレディ君は携帯電話を持っていたものの、充電切れでアンドレアさんに助けを求めることができず、帰路につくには暗い夜道を一人で歩くしかなかったそうだ。

事情を聞いたアンドレアさんは「他に誰かいたの?」「友達とふざけていたの?」とフレディ君に乗車拒否の理由を尋ねたが、フレディ君は当時「一人きりだった」と答えたという。

「帰宅時間が遅れたことでフレディが言い訳をしているのかもしれないと思いましたが、『チケットにアイロンをかけたら使える』なんて、言い訳として子供が考えることとも思えません」と明かしたアンドレアさんは、こう続けた。

「子供が悪ふざけをすることがあるのは理解している。それでも乗せるべきでしょう?」

「実は、こういうことは今回が初めてではなく、ロージアン・バスズに苦情を伝えました。子供に対する彼らの態度は支配的で、大人に向かっては絶対に言わないはずです。」

「もし私がしわだらけの乗車券を持っていても、バスの運転手は(『アイロンをかけたら…』のようなことは)言わないでしょう。」