20日、第2次森保ジャパンが千葉県内で初練習をスタートした。

今回の日本代表で最激戦区はGKとなった。2010年から2018年ロシアワールドカップまでずっとゴールを守った川島永嗣、2022年カタールワールドカップで好セーブを見せた権田修一が外れた今、招集されたGKの経験不足は否めない。

31歳のシュミット・ダニエルが日本代表出場数が11試合、23歳の大迫敬介が3試合、22歳の谷晃生は1試合と、川島の95試合、権田の38試合に比べると極端に少ない。

これから次のワールドカップまでにGKがどこまで経験を積んで成長するか、日本の守備力に大きく影響を及ぼすことになる。

この3人の中ではもっとも若いが、大迫を抑えて唯一五輪出場経験を得た谷が練習後に取材に応じて心境を語った。

谷は今季、期限付移籍先だった湘南からG大阪に復帰し、元日本代表の東口順昭との厳しい競争で試合に出場できないこともある。それでも現在の環境を望んでいたという。

「自分が試合に出られるかどうかというところから、また試合に出て、結果を残さなければ1、2試合ですぐ変えられてしまうような、厳しい場所に身を置いてやりたいと思って決断しました」

谷は代表でライバルを意識せず「自分のできることをしっかり毎日トレーニングの中で出していければ」と語る。

G大阪で取り組んでいるビルドアップについて「以前の自分とどう変わってるのか評価してもらえたら」と自信を見せつつ、「無理せずに、背伸びせずにしっかり足元見つめて」と謙虚な姿勢も忘れなかった。

それでも「やっぱりこのエンブレムをつけて、選んでもらってこの場所でプレーできるのは本当に誇らしく思いますし、すごく幸せなこと」と日本代表入りに意欲を見せる。東京五輪のとき同様、チャンスをしっかり掴めば一気に正GKになる可能性は秘めている。

【文:森雅史/日本蹴球合同会社】