デスクワークや子どもの抱っこによる「肩こり」、つらい「冷え」を改善するストレッチを、骨盤矯正パーソナルトレーナー・Naokoさんが伝授。寝ながらできる簡単ポーズです。

股関節ほぐしで肩こり・冷えの不調改善

血液やリンパのとおり道である股関節をほぐせば、体の巡りがよくなり体調が整います。

●肩こり改善：左右5回ずつ

前かがみがクセになると、肩甲骨と背骨回りの筋肉が緊張して肩こりに。背骨のゆがみをとりながら背中の筋肉をほぐしましょう。

（1）　左ひざを体の右側に倒し、胸は天井に向ける

あおむけになり、左脚を右側に倒し、ひざを90度に曲げて右手で押さえる。胸は天井へ向け、左腕はひじをゆるめて頭の上に置き、手の甲を床につける。顔は左側に向ける。

・難しい人はタオルを置き、ひざの位置を高くして

体をひねるのがつらい人は、曲げた方のひざの下にたたんだタオルやクッションを置いて。ひざを高くするとラクに。

（2）　左腕で弧を描くように、上から下へ床をはわせる

息を吐きながら、左腕で弧を描くように上から下へ床をはわせる動きを5回繰り返す。反対側も同様に。腕を動かすときには首を長くするイメージで、肩甲骨から腕を回すのがポイント。

●冷え改善：5〜10回

脚を上げる動きで血流を促しながら、大きな筋肉の多い下半身の筋肉を刺激。筋肉をつければ冷えづらくなり、脂肪もつきにくくなります。

（1）　あおむけで、そろえた両脚を天井に向かって伸ばす

あおむけになり、両脚をそろえる。そのまま天井に向かって両脚を上げて、かかとを突き出す。おへそを床に押しつけるように腰は常に床へ。ひざはゆるく曲がっていてもOK。

（2）　両脚をそろえたまま、脚をつけ根から下ろす

おなかに力を入れたまま息を吐きながら、腰が床から離れないところまで、両脚をできる範囲でゆっくりと下ろす。息を吸いながら元の位置に戻す。これを5〜10回行う。

・POINT：かかとは突き出す

つま先を手前に引き、かかとをグッと突き出す。ふくらはぎからお尻まで伸び、脚の裏側の筋肉がよく働きます。