東京オリンピックで感動して挑戦したスケボーに本気でハマっている清司麗菜。夢は「ライセンスを取って“ボウル”で滑りたい!」

― 清司さんは、割れた腹筋で有名ですが、ずっと筋トレを続けているんですか?

コロナ禍になってからずっと続けています。一度グラビアで割れた腹筋を披露したのに、次のグラビアで割れていなかったら微妙かなと(笑)。でも、筋トレは苦ではないです。

― NGT48は奈良未遥さんや真下華穂さんも腹筋が割れていますが、メンバー間で筋トレがブームとか?

一緒に筋トレの話をすることはなくて、それぞれが陰で頑張っているという感じです。でも、まし(真下華穂)は、私のグラビアを見て「頑張ろうと思った」と言ってくれました。

― ジムで鍛えているのですか?

家でトレーニングをしています。腹筋をメインに、体幹を鍛える「プランク」をやったり。でも、スケートボード(以下、スケボー)を始めてから、自然に体型をキープできるようになったので、前ほど筋トレをしなくてもよくなりました。

― 専用のInstagramアカウントを開設されるほどスケボーに注力されていますよね。挑戦するきっかけはなんでしたか?

いちばん大きかったのは、東京オリンピックです。日本の選手がうまく滑れず悔しそうにしているところに、他国の選手たちがみんなで歩み寄って励まし合っている。競い合っているライバルであるはずなのに、国を超えて楽しみながら取り組む姿に感動しました。それまで、これといった趣味もなくて、NGT48の活動をしていくなかでも何か武器があればと思っていたので、それを機にやってみようと。

― いざやってみたら、ハマったと?

ドハマりしました!

― すぐに滑れましたか?

わりとまわりの方にも上達が早いといってもらえます。でも、スケボーって、その日によってできる日とできない日があって。メンタルが落ち込んでいるときは、どんなに頑張っても技が決まらないし、逆に“できる”と思ってやると思いがけない技ができたり。そういう面もおもしろいです。

― いつ練習をしているのですか?

公演前や公演後、少しでも時間があれば練習という感じです。なので、つねに脚はあざだらけです(笑)。新潟県村上市に「村上市スケートパーク」という国内最大級の屋内スケートボード施設があるのですが、スケボーを始めたときからそこを練習の拠点にしています。先日『スケートボードTV』(NHK BS1)という専門番組に出演させていただいて、番組内で体と板を同時に180度回転させる「フロントサイドワンエイティ」という技に挑戦したのですが、パークで出会った方々が、毎日深夜まで練習につき合って支えてくれました。スケボーで輪がどんどん広がっていて、ありがたいなと思っています。

― ファンの方々からの反応は?

スケボー専用のアカウントもフォローしてくださる方が多いです。アイドルのときとは違う自分の姿を投稿しているので、それを楽しんでくださっているのかなと。逆に、スケボーで私を知ってくださった方が「NGT48でアイドルもやっているんだ」と知ってくださることもあるので嬉しいです。

― 目標はありますか?

JSAライセンスという資格を取ることです。最終的には、最高クラスの資格まで取って「ボウル」と呼ばれるプールのような、お椀のような形のフィールドで滑れるようになりたいです。ボウルのいちばん高い場所は4〜5メートルあって、今は怖くて滑ることができないので。もっと上手になって、NGT48を知ってもらえるきっかけにもなればいいなと思っています。スケボーはもちろん本気でやっていますが、それでアイドル活動が疎かになるのも嫌なので、両立して頑張りたいです。

― では、アイドルとして’23年に挑戦したいことは?

個人的には、コンサートでメインのメンバーになりたいです。7年の経験を生かして、コンサートでみんなを引っ張っていくのが目標です。グループとしては、ツアーでもっと新潟県外へ行くこと。全国的にファンの方を獲得していけるようなグループになっていけたらいいなと思っています。

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