50代、悪玉コレステロールと中性脂肪の値が急上昇！食生活を改善して1か月後…
年齢を重ねるなかで、いちばんと言っていいほど気になるのが健康。健康診断の数値が悪くてショック…なんて経験がある人も多いのではないでしょうか？ 整理収納アドバイザーのまいさんも、昨年秋の健康診断で「悪玉コレステロール」と「中性脂肪」の値が急上昇してしまったそう。そんなまいさんに、実際にとった対策と、1か月続けてみた結果について教えてもらいました。
50代、悪玉コレステロールと中性脂肪が急上昇！1か月対策をしたところ…
50代のみなさん、健康診断は受けていますか？ 私は夫の会社の福利厚生で、毎年健康診断を受けています。
ここ数年は秋頃に受診しているのですが、昨年、結果を見て衝撃を受けました。「悪玉コレステロール」と「中性脂肪」の値が急上昇していたのです。とくに中性脂肪の数値が、なんと2倍近くになっていたのです。
↑恥ずかしながら、検査結果の脂質代謝項目。中性脂肪がほぼ倍に。LDL（悪玉）コレステロールが「要経過観察」になり、HDL（善玉）コレステロールが減少。
なにか異常をきたしているんだろうか？ と、あわてて中性脂肪とコレステロールについて調べました。
●更年期のコレステロールと中性脂肪
調べてみると、「更年期にはエストロゲンの低下により悪玉コレステロールや中性脂肪が増加することがある」と多くの記事に書いてありました。
これらの値が高いと「脂質異常症」発症の可能性があり、動脈硬化性疾患のリスクの一つになってしまうそう。
悪玉コレステロールと中性脂肪を減らすための対策。便利な「ゆびさきセルフ測定室」って？
悪玉コレステロールと中性脂肪の急増に対して、私が実践したことを今回ご紹介します。個人の体験なので、参考程度に読んでいただけたら嬉しいです。
●サバ缶を食べる
わが家はほぼ毎日自炊しています。野菜も好きなので食事のバランスは悪くないのですが、育ち盛りの息子がいるので肉料理が多めです。そこで、意識的に血液サラサラレシピを取り入れることにしました。
悪玉コレステロールと中性脂肪を下げるDHA、血液の循環をよくするEPAが多く含まれるのが青魚。手軽に採ることができるのがサバ缶です。いくつか常備しておいて、週に一度は食べるようにしました。
お気に入りレシピは「サバオニオン」です。サバ缶をあけたら、身を軽くほぐして汁を吸わせます。お皿に盛り、オニオンスライスとのりをのせポン酢をかけていただきます。大葉やオリーブオイル、レモン汁、黒胡椒をかけてもおいしいです。
さらに、赤ワインに含まれるポリフェノールが、悪玉コレステロールの酸化を防いで動脈硬化の予防になると言われているので、積極的に飲むようにしています（笑）。
●サプリを摂取する
食事だけで改善するのは難しいと思い、サプリも飲み始めました。
私が購入したのはDHCの「健康ステロール」です。手頃な価格で、一日にカプセル2粒でよいのと、レビューでの評価が高かったので選びました。毎日朝食後に飲んでいます。
●ゆびさきセルフ測定室で検査する
食事の改善とサプリの摂取を始めてみたものの、次の健康診断はだいぶ先。対策の効果は出ているのか？ サプリは自分に合っているのか？ など、気になります。
コレステロールと中性脂肪値だけを調べる方法がないか探して、見つけたのが「ゆびさきセルフ測定室」です。近くの薬局やドラッグストアなどで、指先から採ったわずかな血液で、検査することができるとのこと。
サプリを飲み始めて1か月ほどたってから、ゆびさきセルフ測定室に行ってみました。ホームページに掲載されている薬局に電話で問い合わせましたが、やっていないところもあったので、事前に確認することをおすすめします。
【ゆびさきセルフ測定室で検査できる種類】
＜血糖関連＞血糖値 ・HbA1c
＜血中脂質関連＞
中性脂肪（TG） ・LDLコレステロール ・HDLコレステロール
＜肝機能関連＞
AST（GOT） ・ALT（GPT） ・γ−GT（γ−GTP） ※測定室によって異なりますが、現在は血糖関連、血中脂質関連の測定が主なものとなっています。
私は「血中脂質関連」のみ検査をして、1650円（2022年11月現在）でした。血糖値だけを選んだり、全部検査したりすることも可能です。
手順は、「説明を受けてから同意書に記入→自分で指先から血液を採取（小さな針を刺してからスポイトで吸い取ります）→測定器にかける→8分後に結果が出る」
針を刺すときは少し怖かったです。
採取した血液をカートリッジに入れたら、検査機械で測定します。
●1か月対策した結果は…
そして8分後の測定結果はこちら。
秋の健康診断と比べて、LDL（悪玉）コレステロールが8ポイント、中性脂肪は20ポイント下がっていました。そして驚くことに、HDL（善玉）コレステロールが2倍近くに増えていました。
近年は、HDL（善玉）とLDL（悪玉）は別々に考えるのではなく、両方のバランスが重要とされていて、脂質異常症の診断では「LH比」が重視されるようなってきたのだそうです。
たとえば
・LDL（悪玉）コレステロール値126mg／dl
・HDL（善玉）コレステロール値42mg／dl
だった場合、
126（悪玉）÷42（善玉）＝3で、LH比は3.0となります。
・LH比1.5以下→きれいで健康な状態
・LH比2.0以上→コレステロールの蓄積が増えて動脈硬化が疑われる状態
・LH比2.5以上→血栓ができている可能性があり心筋梗塞や脳梗塞のリスクある状態
善玉と悪玉が正常値内であっても、このLH比が大きいとリスクがあるのだそう。
私の測定結果は、141（悪玉）÷138（善玉）=1.02でどちらも高いですが、LH比的には健康な状態といえます。
●定期的な健康診断を欠かさず元気に
ゆびさきセルフ測定室での結果を見て、効果が出てきたと判断したのでサバ缶とサプリの摂取を続けています。次の検診までにもう一度行きたいと思っています。
夫は働き盛り、子どもたちは中学生と小学生でまだまだ手がかかります。私が元気でいることは家族にとっても大事なことなので、健康診断は欠かさずに健康でいられるよう心がけたいと思います。
食事やサプリの効果には個人差があります。コレステロールや中性脂肪が気になる人向けのサプリは多く販売されているので、合うものを探してみてくださいね。
