ウォールペーパー(壁紙)やインテリアシートを使って、手軽に好みのインテリアにしてみませんか。家じゅうの壁紙が白一色…。そんな建売住宅を購入した日刊住まいライターが、自宅でDIYに挑戦。はなやかになったキッチンやリビングの様子を紹介します。

キッチンはグレーの壁で落ち着いた雰囲気に

建売住宅を購入した筆者。当時の家は、家じゅう白一色の壁紙でした。そこで、素人でも簡単に扱えるウォールペーパーやインテリアシートを使って、好きな雰囲気にリメイクすることに。まずは、キッチンの様子から紹介していきます。

わが家のキッチンは、オープンスタイル。リビングからカウンター越しにキッチンの壁が見えます。ここには、グレーの無地のウォールペーパーを貼っています。無地の壁紙は、貼る方向を選ばないため、初心者でも比較的貼りやすく調整がしやすいです。

市販のウォールペーパーには、シールタイプのものや、のりをつけて貼るタイプのものなど、いろいろあります。ここでは、のりなしタイプの壁紙をホチキスを使ってとめています。

ホチキスを180度開き、針の部分を壁に押し当ててとめます。タッカーでとめるのと同じ要領ですが、タッカーよりも針が小さいので、ホチキスの方が気軽に使えて気に入っています。

原状回復がしやすい貼り方なので、この方法で取りつけることが多いです。

 

汚れたキッチン台をリニューアル

キッチン台はこまめに掃除をしていたものの、キズがついたり黄ばんだりして、だんだん汚れが目立つようになり気になっていました。そこで、「Hatte me!」という貼り直しができて、水回りに強いタイプのシートを貼ることに。ひとりでも簡単に短時間で貼ることができて便利でした。

柄はあえて大きく目立つものにし、汚れが目立たないものをチョイス。見た目が変わると気分も変わり、毎日調理をするのが楽しくなりました。

ただ、原状回復のやりやすさを考えると、のりつきシートを使うのは、あまり好ましくないでしょう。

 

キッチンカウンターをはなやかな花柄に

筆者宅ではかつて、白いキッチンカウンターをナチュラルテイストにDIYしていました。方法は簡単で、白いカウンターの上に、オイルを塗ったSPF材をのせてネジどめしただけ。

別の部屋の雰囲気を海外風に変えたのをきっかけに、このカウンターを再度リメイク。ネジどめしていたSPF材を一度とりはずし、花柄の壁紙で包んで再度設置しました。

使ったのはFrancFrancの壁紙。もともとここのブランドが好きで、雑貨や食器などもたくさん使っているため、手持ちのものとの相性もいい気がします。

壁紙は、おもに両面テープを使って貼りつけましたが、部屋の印象が大きく変わり、目に入るたびにウキウキします。1日を長く過ごす空間にお気に入りの場所があるだけで、家事の合い間にほっとひと息つけるのが、うれしいです。

リビングにはアクセントカラーをたしてこなれ感を演出

リビングの一部には、ワンポイントとして引き立つカラーのウォールペーパーを貼ってみました。選んだのは、くすみがかったブルーです。目立つ色ではありますが、くすみカラーなのでちょうどよい存在感で収まっている気がします。

 

大人っぽい雰囲気にもガーリーな雰囲気にもできるので、長く楽しめそうです。筆者宅は後者を目指し、ガラスやゴールドを使ってコケティッシュなコーナーをつくっています。

使ったウォールペーパーは無地ののりなしです。今回初めて両面テープで接着してみました。残念ながら筆者宅の壁は弱いのか、テープをはがすときに元の壁紙も少し一緒にはがれてしまいます。

そこで、目立ちにくい壁と天井の境目部分を両面テープで貼り、ほかはホチキスでとめる方法にしてみました。ホチキスだけでとめる方法よりも格段に貼りやすく、仕上がりもきれいにできました。

 

ドアは貼りやすいシールタイプでリメイク

ドアは、もとの状態に戻すことはないと決めているため、多少塗装がはがれてもいいという気持ちで、手軽なシールタイプを使っています。100均などの安いものではなく、壁紙メーカーが出しているものを選びました。

 

こちらはリメイク前のキッチン。もともとは木目調のドアでした。

今回使ったのは「貼ってはがせるホワイトリメイクシート」というもの。生地は薄めでさらさらした質感です。粘着力が弱めなので、失敗してもすぐにはがして貼り直すことができます。

粘着力をテストしてから貼るようにしていること、すぐに模様替えがしたくなるので、こまめに貼り替えているからか、今のところきれいに現状維持ができています。粘着力が弱く浮いてくる心配がある場合(個人的にはむしろこれくらいのものがいいです)は、目立たないところに6か所くらい、タッカーなどでとめます。

最近のウォールペーパーは、素人でも簡単に貼ることができる商品が出そろっているので、気軽にお部屋の雰囲気を変えられます。気分を変えたいとき、汚れが気になるときなど、ぜひセルフリノベしてみませんか?