栃木県内のランの生産者や愛好家が育てた洋ランを一堂に集めた毎年恒例の展示会が１１日、宇都宮市の商業施設で始まりました。

　とちぎ蘭展は県内の生産者からなる県洋蘭生産組合がランの魅力を広めようと、毎年この時期に開いている新春恒例の催しです。会場の福田屋ショッピングプラザ宇都宮店の大催事場には、本職の生産者やアマチュアの愛好家が丹精して育てた合わせて１２５点が展示されています。今年のえと「ウサギ」の名前がついた台湾原産の「舞うさぎ」もあります。

　生産組合によりますと、去年は燃料や資材の高騰で生産者も経済的に大きな影響を受けました。今年は「舞うさぎ」にあやかって、ウサギのように跳ねる年にしたいということです。展示のほかにも約１万鉢の即売会も行われ、大勢の人がお気に入りの花を求めていました。とちぎ蘭展は１月１６日まで開かれています。