外出することが難しいお年寄りに初詣の雰囲気を味わってもらおうと、宇都宮市の介護老人保健施設で１０日、神職が訪れて「出張初詣」が行われました。

出張初詣が行われたのは、宇都宮市白沢町の介護老人保健施設「しらさぎ荘」です。外出が難しい利用者に新年の雰囲気を感じてもらい健康長寿を祈ろうと毎年、施設を神職が訪れて行っている恒例行事で今年で１０回目になります。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて神事への参加を利用者代表の３人に絞り、例年、神職から直接利用者一人ずつに渡していたおみくじを施設職員から渡すことにしました。神事では利用者や職員らが見守る中、高原山神社の和氣洋誠神職が祝詞を上げ、長谷川親太郎施設長や利用者の代表３人が玉串を供えました。

参加者たちは健康にこの一年が過ごせるようにと、新型コロナ感染症の一日も早い収束を祈願しました。そして利用者代表の３人におみくじと無病息災を祈るお守りが神職から渡されました。