今年８月にいよいよ開業する宇都宮市と芳賀町の次世代型路面電車・ＬＲＴの今年最初の見学会が８日、ＪＲ宇都宮駅東口の停留所で行われました。

「ＬＲＴ開業イヤー」初めての見学会は午前１０時の開始前から参加者が長い列を作り、家族連れなどがひっきりなしに訪れました。

駅東口地区の街びらきに合わせて先月、停留所で初めて行った前回は２日間でおよそ２千人が参加していて今回も関心の高さを伺わせました。参加者は、真新しいシートに腰を掛けて座り心地を確かめたり運転席を間近に見たりして、開業まで７カ月に迫った新しい公共交通の誕生に期待を膨らませていました。

一方で、ＬＲＴは去年１１月に行った試験運転中に脱線事故があり原因を調査中です。宇都宮市は、渋滞の解消や移動手段の整備を目的とするＬＲＴを使った街づくりを市民に理解してもらうために、３回目の見学会の開催も検討しているということです。