２月に火災が発生した宇都宮市のごみ焼却施設クリーンパーク茂原が２４日、およそ１１カ月ぶりにごみの受け入れを再開しました。

クリーンパーク茂原は宇都宮市のおよそ７割の燃えるごみを処理する焼却施設で２４日は朝から一般の燃えるごみのほか枯れ葉や枝などを積んだ車が行列を作っていました。受け入れは午前８時半からの予定でしたが混雑を防止するため午前８時に開始したということです。来月９日までは駐車場に臨時の受け入れ場所を設け対応にあたります。

こちらは火災が発生したクリーンパーク茂原の「ごみピット」と呼ばれる場所です。火災直後はすすで真っ黒でしたがすっかりきれいになりました。

宇都宮市によりますと今回の火災の復旧にはおよそ５５億円の費用がかかっています。二度と火災を発生させないようごみの表面温度を感知する最新式のセンターを導入したほか、マニュアルや配置人数の見直しを行ったということです。今後は火災をいち早く鎮めるための自動放水銃の導入も予定しています。

宇都宮市ではごみの収集や受け入れは１２月３１日から１月３日まで行っておらず時期をずらしてごみを出してほしいとしています。

今後しばらくは混雑が予想されることから、クリーンパーク茂原再開後も引き続きごみの削減に務めるよう　呼びかけています。