クリスマスイブとクリスマスが６年ぶりに土日と重なり街のにぎわいが予想される中、宇都宮市の洋菓子店では、クリスマスケーキ作りがピークを迎えています。

甘い香りが立ち込めるなか、真っ白な生クリームの上に、赤くみずみずしいイチゴが飾られていきます。宇都宮市の洋菓子店「欧風菓子グリンデルベルグ」では、朝６時から約１５人のスタッフがフル稼働でケーキ作りを進めていました。

今年は原油価格や物価の高騰でイチゴや小麦粉などの原材料が軒並み値上がりし、この店ではケーキの価格を１割ほど値上げしています。

しかしケーキの予約は平年と変わらず、３千個ほどあったということです。

一方、イブとクリスマスが土日と重なった影響からか、例年なら分散するケーキの受け取り日時は、２４日のイブに指定する客が全体の７割弱を占めています。２千個を超えるケーキを用意するべく、スタッフたちが夜遅くまで作業し、家庭に幸せを届けます。