今年はウクライナ情勢の影響などによる物価高に翻弄された１年でした。年末になっても食料品などの価格の高騰が続いています。スーパーなど小売店にとってどんな１年だったのでしょうか。

たいらや若草店の三本木良太店長は「この１年は海外情勢と国内の状況など色々あったので商売としては難しい年だったのは間違いないです」と話しています。

宇都宮市のたいらや若草店によりますと価格が高騰した主な商品は食用油や小麦粉など。日常的に欠かせないものが多い中、利用客の買い物の仕方にも変化があったといいます。

価格の高騰は年末年始の食材にも及びます。

とくに魚介類への影響が大きくおせちに使用するかまぼこは１割ほど上昇しブリやマグロなどお正月の食卓を彩る鮮魚の中には４割上昇したものもあるということです。

三本木店長は「かなり値段変わってしまったので良い商品については価格を上げても喜んでもらえるように商品価値を出せるような努力をしています。切り身であったらお客様に合わせ小切れであったり厚切りであったり提案している。お客様が潜在的に欲しかったものを商品として出せるような努力をしている」と話します。

店側の努力の甲斐もあり一時期減少していた利用客も少しずつ戻ってきているといいます。