宇都宮市の小学校で２１日、栃木市の自動車工場とオンラインでつないだ工場見学会が開かれました。

オンラインでの社会科見学を行ったのは宇都宮市の田原小学校の５年生３０人です。コロナ禍で実際の工場見学が延期となる中、子どもたちに安全に体験学習を行ってもらおうと、宇都宮市に本社を置く自動車販売会社、栃木トヨペットが企画しました。

一人につき一台の端末を使って見学したのは、去年７月に稼働を開始した栃木市惣社町にある「栃木トヨペット総合物流センター」です。児童たちは実際に工場で使っている手順書「指示ビラ」を見ながら、新車に部品を取り付けたりコーティングしたりして客の注文通りに仕上げる「新車点検センター」などを見学しました。

イヤホンをしてうなずきながら説明を聞いていた児童たちは「どのような注文が多いのか」「取り外した部品はどうするのか」など積極的に質問していました。