新しいビジネスプランを事業化につなげ、地域を活性化しようというコンテストの表彰式が２１日、宇都宮市で行われました。

このコンテストは、足利銀行と茨城県の常陽銀行を傘下に置くめぶきフィナンシャルグループが企業を対象に開いているものです。今回はものづくりや農業、食品関係など６つの分野に合わせて２６３件の応募があり、このうち２４のプランが賞を受けました。

最優秀賞に輝いたのは矢板市で鋳物を製造する日光金属で、部品などを加工する際に使用する補助的装置の軽量化に成功したという提案です。この製品で特許を取得し、すでに大手自動車メーカーに販売しているということです。

次点の優秀賞には、福島県でエコ商品の開発を行うエコハイテクコーポレーションと、群馬県で紙容器の製造を行うくらまえの提案が選ばれました。受賞したプランは今後、実現や成長に向けてめぶきフィナンシャルグループが資金面や販路拡大など多方面から支援します。