今年２月に発生した火災のため、ゴミの受け入れを停止している宇都宮市の焼却施設、クリーンパーク茂原の修理が完了し、今月２４日にゴミの受け入れを再開します。宇都宮市では再開後も引き続き、燃えるゴミを削減するよう協力を呼びかけています。

宇都宮市によりますと、クリーンパーク茂原は火災の前には市内のゴミ焼却機能のおよそ７割を担っていたといいます。この７割を補うため、宇都宮市は市民に対し燃えるゴミの量を５割削減するように呼びかけ、市によりますと先月末までに前の年に比べておよそ１割を削減できたといいます。

クリーンパーク茂原の復旧にかかった費用は、工事費だけでおよそ１３億円。代わりにほかの焼却施設で処理されたゴミの処理費など合わせるとおよそ５５億円です。二度と火災を発生させないためにもゴミの分別を徹底するよう呼びかけています。

間近に迫ったクリスマスや年末年始の時期、再開したクリーンパーク茂原は混雑が予想される上に燃えるゴミの量が増えると見込まれていますが、宇都宮市では今月３１日から来月３日までゴミの収集や清掃工場での受け入れは行いません。