来年6月、先進7カ国のG7サミットに合わせて男女共同参画・女性活躍担当大臣会合が日光市で開かれます。

開催に向けて機運が高まる中、栃木県庁では女性の活躍を応援するフォーラムが19日、開かれました。

「とちぎ女性活躍応援フォーラム」は、女性の活躍推進やワークライフバランスの機運を醸成するため県や支援団体が2017年から毎年開いているものです。働きやすい職場づくりに取り組む企業に贈られる「男女生き活き企業表彰」で優秀賞に選ばれた県内の3つの会社が、その取り組みや成果を発表しました。

続いて、ファザーリング・ジャパン理事の徳倉康之さんが「組織も地域も変える男性育休の推進」をテーマに講演しました。徳倉さんは20代のころ勤務していた大手日用品メーカーで働き過ぎたことなどが原因で病気になり、1年間の療養を余儀なくされました。これをきっかけに働き方を変えたといい、長男が誕生したときに育児休業を取りましたが会社の一部の人からは冷ややかな態度を取られたと語りました。そして、会社の風土を良くするためには、まず有給休暇の取得を徹底させることが大切だと述べ、それによって社員の満足度が高くなり仕事や子育ての環境も良くなっていくと述べました。