新型コロナウイルスについて福田富一知事は19日、臨時の会見を開き、警戒度はレベル2を維持すると発表しコロナ禍における年末年始の過ごし方について改めて注意を呼びかけました。

19日に開かれた対策本部会議では、県内の病床使用率が今月13日に過去最高の68.9%を記録する厳しい状況が続く一方で、重症病床使用率が2割程度にとどまっていることから、警戒度はレベル2を維持し、医療提供体制の強化に向けて引き続き取り組んでいくことを確認しました。

福田知事は記者会見で、人との接触が多くなる年末年始に県内241カ所で行っている無料の検査を、帰省や旅行の前後に行うよう県民に呼びかけました。

今月24日から来月12日には無料の対象者が県外の人にも広がるほか、今月29日から来月3日にはJR宇都宮駅、小山駅、那須塩原駅に臨時の無料検査拠点を設置するということです。

ワクチンについて県では、宇都宮市のとちぎ健康の森と小山市のロブレで予約なし、先着順の接種を予定するなど接種しやすい環境づくりを進めていて、県民にコロナとインフルエンザの同時流行を見据えて早期接種を検討するよう呼びかけています。