宇都宮市は社会課題の解決を目指して新しい事業を立ち上げる企業の成長支援を行うアクセラレーター事業に取り組んでいます。

今年の支援企業の1つに選ばれたホテル管理システムの開発販売会社が19日から宇都宮市のろまんちっく村でデジタル技術を活用した実証事業をスタートさせました。

実証事業をスタートさせたのは東京都にあるホテル管理システムの開発販売会社「スマートホテルソリューションズ」です。

「スマートホテルソリューションズ」はチェックインとチェックアウトを宿泊客の顔認証で行うホテルマネジメントシステム「スマートホテルマネージャー」を使い全国の宿泊施設や観光施設で実証実験を展開しています。実証事業ではこのシステムを用いてろまんちっく村の温泉宿泊施設「ヴィラ・デ・アグリ」の予約をインターネットで受け付け宿泊客を対象に顔認証でチェックイン、チェックアウト園内にある飲食店の決済を一括して行います。

決済で得られた購買動向などのデータを活用し集客などに結びつけたいとしています。

またシステムを導入することで受付業務を対面で行わずに宿泊に関連する利用料が一括で決済できるなど省力化が期待されるということです。実証事業は来年3月末まで行われるということです。