自転車のオフロードレースの国際大会「宇都宮シクロクロス」が17日、18日に行われ国内外のトップ選手たちが熱戦を繰り広げました。

国際自転車競技連合・UCI公認レースとして行われたエリート男子。17日は国内外から75人が出場しました。

地元宇都宮ブリッツェンの小坂光選手は、全日本王者として、強豪たちを迎え撃ちました。

レースは、開始直後から有力選手が前に出る展開。小坂選手は1周目のバイクトラブルで出遅れたもののその後は、徐々に巻き返し、3周目にはトップと6秒差ほどにまで迫ります。

しかし不運にも、再びバイクトラブル。厳しい展開でも地元の応援が力になったという小坂選手はレース中盤には、再び順位を3位にまであげ、来シーズン、ブリッツェンに移籍してくる2位・チームブリヂストンサイクリングの沢田時選手の背中が見えてきます。

そして、残り1周、ついに小坂選手が沢田選手をとらえ、2番手に浮上します。

レースは、中盤に一人で飛び出しそこから独走した弱虫ペダルサイクリングチームの織田聖選手が圧倒的な走りを見せ優勝。追い上げに力を使い、最後は足が残っていなかったという小坂選手は、意地の3位に入りました。

小坂選手は日曜日もレースを行いスタート直後に転倒し途中棄権となりました。