新型コロナウイルスの感染拡大・第8波の影響で献血できる人が減り年末年始の輸血用の血液不足が心配されています。

宇都宮市の商業施設では18日、学生ボランティアなどによる「クリスマス献血キャンペーン」が行われました。

この取り組みは栃木県赤十字血液センターと県内の大学の献血ボランティアサークルで構成される栃木県学生献血推進連盟「かけはし」が協力して毎年クリスマスの時期に県内の商業施設で行っているものです。宇都宮市のベルモールでは学生たちがサンタクロースやトナカイに扮して献血を呼びかけました。

栃木県赤十字血液センターによりますとより多くの人に献血してもらいたいとする一方で新型コロナウイルスに感染すると症状がなくなってから4週間は献血することができません。

感染拡大の影響で県内でも新型コロナウイルスの新規感染者数が連日2千人を超え集団で献血を予定していた企業がキャンセルするなど血液の確保が思うようにできていないということです。

血液の不足分を休日に行う街頭の献血で補うのも大切ですが安定した血液の確保をするためには平日の献血をはじめ企業などの協力が不可欠だとしています。

クリスマス献血キャンペーンは24日のクリスマスイブと25日のクリスマスもベルモールなどで行われます。