丹精込めて作られた盆栽の展示会が、宇都宮市で16日から始まりました。

展示されているのは愛好家たちが手本とするような一級品です。

栃木県県総合文化センターで始まった「日本盆栽逸品展」。北関東盆栽組合が毎年開いていて、全国の愛好家が育てた作品35点が展示されています。いずれの作品も愛好家たちが手本とするような「逸品」ばかり。例えば樹齢が500年を超える盆栽です。自然が作り出した幹の曲がり、それに白く枯れた幹と青々しい幹とのコントラストが特徴的です。

また会場の一角には、特別展示として福田富一知事の作品も。鉢の隣に置かれている「添え飾り」と呼ばれる小物として不動明王の像が添えられていて、福田知事独自の世界観を表現しています。

いずれも作品も添え飾りや鉢も含めて鑑賞することで自然から切り取ったような情景を連想させてくれます。

展示会は12月19日まで開かれています。