ホンダが新型「軽バン」をお披露目! 広い荷室で快適「車中泊」出来る? キャンプ「課題」クリア出来そうな特徴とは
気が早い? 2024年登場の新型「軽商用バン(電気自動車仕様)」は車中泊出来るのか?
ホンダは、軽バン「N-VAN」をベースとした新型「軽商用バン(電気自動車仕様)」を2024年春に発売することを明かしました。
N-VANといえば、仕事から趣味まで幅広い需要に対応するモデルで、最近では車中泊を意識したカスタム仕様も登場していますが、新型軽商用バンでも車中泊は可能なのでしょうか。
2022年12月7日にホンダが発表した新型軽商用バンは、ベースとなるN-VANならでは使い勝手を踏襲しながらEV(電気自動車)としての高い静粛性やストップ&ゴーの多い交通環境に適した力強い加速を実現するといいます。
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一回の充電におけるEV航続距離は200kmを目標とし、商用利用や日々の買い物や通勤・通学、趣味活用などに十分対応する実用性を兼ね備えたモデルとなるようです。
また、価格はガソリン車と同等の100万円台からの設定とするといい、手の届きやすいモデルといえます。
では、ベースとなる前述の通りN-VANはどのようなモデルなのでしょうか。
2018年に発売されたN-VANは「働く人々の生活を見つめ、さまざまな仕事での使いやすさや優れた走行性能、安全性能を追求し、軽バンの新基準となることを目指して開発」された商用バンです。
N-VANの特徴は、大容量の荷室空間と助手席側のセンターピラーレスが実現する荷室空間の使い勝手の良さ、アレンジ力の高さとなり、仕事から趣味まで多彩な用途で使われています。
ホンダ「N-BOX」のプラットフォームを最大限に活用しながら、軽バンに求められる広い積載スペースと積載作業の効率性を追求したN-VAN。
燃料タンクを前席の下に収めるHonda独自の「センタータンクレイアウト」を採用したことにより荷室を低床化し、高さのある荷物の積載にも対応できる空間となっています。
リアシートに加え、助手席にもダイブダウン機構を採用することで、助手席からリアシート、テールゲートまでフラットな空間を実現しました。
さらに、軽バン初となったセンターピラーレス仕様により、助手席側に大きな開口部を設定し、テールゲートと使い分けることで、さまざまなシーンで荷物の積載作業をさらに効率よくスムーズにおこなうことを可能としました。
このような特徴を持つN-VANがベースとなる新型軽商用バンですが、各社からアウトドアや車中泊を楽しむ仕様が展開されています。
ホンダの純正アクセサリーなどを手掛けるホンダアクセスでは、「旅をしながらサーフィンを楽しむ人生」をテーマとしたN-VANベースの「TRIP VAN(トリップバン)」というコンセプトモデルが存在します。
東京オートサロン2019で展示されたトリップバンは、「サーフィンが趣味でビーチクリーン活動も始めた大学生が、日本中をサーフトリップする!」というテーマで制作されたコンセプトモデルです。
見た目は、レトロ調なフロントグリルやバンパーを採用することで、どこか懐かしいフェイスを特徴としているほか、リアゲートにはルーフキャリアの荷物が取り出しやしいハシゴを装着し、使い勝手も考慮されました。
一方の内装は、ハンドルやインパネ、ドアパネルにウッドを使用するほか、シートもアンティークソファのような合皮が採用され、機能的かつシンプルなツールとして内外装の細部にまでアイデアを盛り込んで、カスタマイズされています。
また、荷室壁には小物などが掛けやすいボードが取り付けられているほか、助手席もフラットに出来るN-VANでは寝袋をそのまま敷くことも可能です。実際にSNSではN-VANで1人旅をする様子も投稿されています。
トリップバンはあくまでもコンセプトモデルですが、実際にはさまざまな純正アクセサリーが展開されており、簡易テーブルやプライバシーシェード、テールゲートカーテン、ラックやクロスバーなど自分好みにカスタマイズ出来るようになっています。
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今回発表された新型軽商用バンは、前述のN-VANならでは特徴を活かすという部分では十分に車中泊は可能といえそうです。
さらに、EVとして発売が予定されているという部分では、多くの電動車で採用されるクルマの電気を活用出来る機能も備わるかもしれず、アウトドアやキャンプで電化製品を使うことも可能になります。
アウトドアやキャンプでは、電気の確保が課題となりポータブル電源を別途用意する人もいますが、移動に使ったEV自体から電気が使えれば、さらなるアウトドアライフの楽しみが広がります。
新型軽商用バンのEV航続距離は200kmとなるため遠出の使用は難しいかもしれませんが、日帰りキャンプ(デイキャンプ)などでは活躍する1台になりそうです。