首都圏のバス他社に先駆けて実施します。

国へ認可申請


国際興業バスの車両(画像:写真AC)。

 東京・埼玉を中心に路線バスを運行する国際興業バスが、運賃値上げの認可申請を11月1日(金)付けでおこなっています。認可されれば、2023年3月にも運賃改定が実施される予定です。

 この運賃改定では、初乗り運賃が180円から200円へ値上げとなります。その他対キロ区間制運賃でも、平均改定率は1割程度として、おおむね20円の値上げ幅となる見込み。例として、大宮駅東口〜東新井団地では、240円から260円となります。

 国際興業バスは少子高齢化やマイカー等との競合、コロナ禍による移動需要の低迷などで「極めて厳しい事業運営」であると説明。あわせて人件費や燃料費の増加や安全対策、車両代替などのコストも、事業経営を圧迫しているとしたうえで、「引き続き経営努力に努めて参る所存ですので、どうぞ、ご理解をお願い申し上げます」としています。

 国際興業バスが増税をのぞいて運賃改定を行うのは、1997年以来26年ぶりとなります。