アデランスが約15年の歳月を経て開発に成功!特許技術採用の同社第三の機能性人工毛「CYBER X(サイバーエックス)」
毛髪・美容・健康のウェルネス事業をグローバル展開する株式会社アデランスは、特許技術を2件採用した第三の機能性人工毛「CYBER X(サイバーエックス)」を新たに開発した。
■サイバーエックスとは?
「サイバーエックス」は、繊維学の世界的権威で同社の学術顧問、東京工業大学 物質理工学院の鞠谷 雄士特任教授と共同研究の下、約15年間の研究期間を経て開発した機能性人工毛。特許取得のツヤ消し技術(特許第5518857号)を採用し、ポリアミドとポリエステルからなる海島(うみしま)構造に仕上げることで、天然毛髪に近いツヤ感を再現している。
この技術は、2017年に開催された第14回アジア繊維会議において人工毛髪の表面粗面化による外観改良が評価され、「テキスタイル材料分野における最優秀論文賞」を受賞した技術を応用して開発した。
表彰状「Best Paper Award Textile Material賞」
左から、株式会社アデランス 商品企画開発部 次長 高橋英樹氏、東京工業大学・鞠谷雄士特任教授、株式会社アデランス社長 津村佳宏氏、株式会社アデランス 商品企画開発部 リーダー 佐藤駿祐氏、株式会社アデランス 商品企画開発部 サブマネージャー・関正敏氏
第14回アジア繊維会議に登壇した商品企画開発部 リーダー・佐藤駿祐氏
■特許技術の海島構造で天然毛髪に限りなく近いツヤと手触りを再現
ポリアミドとポリエステルの2種類の材料を使用し、海島構造に仕上げることで、天然毛髪に近いツヤ感を再現。溶かしたポリアミドとポリエステルを混ぜて、特定の温度以下で押し出すことで凹凸ができることを利用して繊維の光沢を抑えている。(特許第5518857号)
■自社開発毛のなかで最高のハリ・コシとアデランス史上最高のボリューム感を実現
ポリアミドとポリエステルを混合して製造することで、これまでの自社開発毛と比較し、最高のハリとコシを持った毛材開発に成功した。根元から立ち上がる性質により、少ない本数でも自然なボリュームアップが可能だ。
■同社の特許技術で髪のダメージに繋がる要因となる静電気の発生を抑制※1
毛材の生成時に帯電防止剤を加える同社最新の製造技術(特許第7123291号)で、人毛及び人工毛の長年の課題である静電気発生の抑制※1に成功しました。静電気抑制※1により広がりを抑え、まとまりやすく、扱いやすい毛材が誕生した。
※1 自社開発毛との比較
■サステイナブルな社会の実現を目指した機能性人工毛髪開発の取り組み
同社は将来的に入手困難になることが懸念されている人毛に代わる機能性人工毛の開発を1983年から続けている。同社の機能性人工毛はポリ塩化ビニル(塩ビ)を使用しないことで、焼却しても汚染物質の発生しにくい原材料構成で、環境にも配慮。
今回新開発した海島構造によりツヤ消し技術が進化したことで、ツヤ消しの工程で発生する廃棄物の削減※2にも成功した。同社は今後もSDGsな視点を取り入れながら、最良で最新の毛材開発の挑戦を続けていくとしている。
※2 自社開発毛と比べて
■それぞれの理由で必要とされる方に、必要なウィッグを提供
毛髪のお悩みは薄毛の人のみではない。乳がんなどでの抗がん剤治療による脱毛や円形脱毛症、抜毛症といった症状、火傷の跡など、様々な理由でウィッグは必要とされている。
同社では1978年から、病気やケガなどの理由で脱毛された子どもに向けてウィッグをプレゼントする「愛のチャリティ」を実施している。医療用ウィッグではJIS規格(規格番号:JIS S9623)に適合した商品を提供し、患者や医療関係者の立場に立って、種々お役に立てるよう、医療用ウィッグの更なる品質の向上に取り組んでいる。
株式会社アデランスは持続可能な 開発目標(SDGs)を支援している
アデランスグループは、グローバルに事業を展開する企業として、SDGsで掲げられる、世界が直面するさまざまな課題と真摯に向き合い、事業を通じた社会課題の解決を図ることで、持続可能な社会の実現に寄与し、持続的な成長を目指している。アデランスは国内で唯一、機能性人工毛の自社開発からウィッグの販売までを手掛けているウィッグメーカーです。「人毛を超える人工毛」の開発を目指して、機能性人工毛の研究を1983年よりスタートした。
1987年に疑似キューティクルを表面に形成させ、スタイル保持性に優れた機能性人工毛の開発に初めて成功し、1991年より「サイバーヘア」の名称で商品化した。さらに、雨や洗髪、空気中の水分で変化する天然毛髪の風合いを表現できる「バイタルヘア」(特許第5127443号)も、2006年より商品化している。現在は埼玉県新座市に構える自社研究所で日々、毛材の研究に取り組んでいる。
東京工業大学 物質理工学院 特任教授 鞠谷 雄士氏
東京工業大学 物質理工学院 特任教授 鞠谷 雄士氏
1982年東京工業大学大学院繊維工学専攻博士後期課程修了。2020年に東京工業大学物質理工学院教授を定年退職。引き続き同学院特任教授に就任し、2021年より京都工芸繊維大学特任教授を併任。受賞歴として「繊維学会功績賞」、「高分子学会功績賞」などがある。一般社団法人繊維学会会長、一般社団法人プラスチック成形加工学会会長などを歴任。現在、米国繊維学会会長。
「サイバーエックス」は第三の機能性人工毛として、2022年10月20日(木)から提供を開始した増毛新商品『ピンポイントライズ』(男性向け)と『ヘアアップαリベルテ』(女性向け)で採用した。今後ウィッグなどの同社主力商品に採用し、日本国内のみならず、米国、欧州などグローバルに展開していく構えだ。興味を持った人は、同社のホームページを覗いてみよう。
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「サイバーエックス」は、繊維学の世界的権威で同社の学術顧問、東京工業大学 物質理工学院の鞠谷 雄士特任教授と共同研究の下、約15年間の研究期間を経て開発した機能性人工毛。特許取得のツヤ消し技術(特許第5518857号)を採用し、ポリアミドとポリエステルからなる海島(うみしま)構造に仕上げることで、天然毛髪に近いツヤ感を再現している。
表彰状「Best Paper Award Textile Material賞」
左から、株式会社アデランス 商品企画開発部 次長 高橋英樹氏、東京工業大学・鞠谷雄士特任教授、株式会社アデランス社長 津村佳宏氏、株式会社アデランス 商品企画開発部 リーダー 佐藤駿祐氏、株式会社アデランス 商品企画開発部 サブマネージャー・関正敏氏
第14回アジア繊維会議に登壇した商品企画開発部 リーダー・佐藤駿祐氏
■特許技術の海島構造で天然毛髪に限りなく近いツヤと手触りを再現
ポリアミドとポリエステルの2種類の材料を使用し、海島構造に仕上げることで、天然毛髪に近いツヤ感を再現。溶かしたポリアミドとポリエステルを混ぜて、特定の温度以下で押し出すことで凹凸ができることを利用して繊維の光沢を抑えている。(特許第5518857号)
■自社開発毛のなかで最高のハリ・コシとアデランス史上最高のボリューム感を実現
ポリアミドとポリエステルを混合して製造することで、これまでの自社開発毛と比較し、最高のハリとコシを持った毛材開発に成功した。根元から立ち上がる性質により、少ない本数でも自然なボリュームアップが可能だ。
■同社の特許技術で髪のダメージに繋がる要因となる静電気の発生を抑制※1
毛材の生成時に帯電防止剤を加える同社最新の製造技術(特許第7123291号)で、人毛及び人工毛の長年の課題である静電気発生の抑制※1に成功しました。静電気抑制※1により広がりを抑え、まとまりやすく、扱いやすい毛材が誕生した。
※1 自社開発毛との比較
■サステイナブルな社会の実現を目指した機能性人工毛髪開発の取り組み
同社は将来的に入手困難になることが懸念されている人毛に代わる機能性人工毛の開発を1983年から続けている。同社の機能性人工毛はポリ塩化ビニル(塩ビ)を使用しないことで、焼却しても汚染物質の発生しにくい原材料構成で、環境にも配慮。
今回新開発した海島構造によりツヤ消し技術が進化したことで、ツヤ消しの工程で発生する廃棄物の削減※2にも成功した。同社は今後もSDGsな視点を取り入れながら、最良で最新の毛材開発の挑戦を続けていくとしている。
※2 自社開発毛と比べて
■それぞれの理由で必要とされる方に、必要なウィッグを提供
毛髪のお悩みは薄毛の人のみではない。乳がんなどでの抗がん剤治療による脱毛や円形脱毛症、抜毛症といった症状、火傷の跡など、様々な理由でウィッグは必要とされている。
同社では1978年から、病気やケガなどの理由で脱毛された子どもに向けてウィッグをプレゼントする「愛のチャリティ」を実施している。医療用ウィッグではJIS規格(規格番号:JIS S9623)に適合した商品を提供し、患者や医療関係者の立場に立って、種々お役に立てるよう、医療用ウィッグの更なる品質の向上に取り組んでいる。
株式会社アデランスは持続可能な 開発目標(SDGs)を支援している
アデランスグループは、グローバルに事業を展開する企業として、SDGsで掲げられる、世界が直面するさまざまな課題と真摯に向き合い、事業を通じた社会課題の解決を図ることで、持続可能な社会の実現に寄与し、持続的な成長を目指している。アデランスは国内で唯一、機能性人工毛の自社開発からウィッグの販売までを手掛けているウィッグメーカーです。「人毛を超える人工毛」の開発を目指して、機能性人工毛の研究を1983年よりスタートした。
1987年に疑似キューティクルを表面に形成させ、スタイル保持性に優れた機能性人工毛の開発に初めて成功し、1991年より「サイバーヘア」の名称で商品化した。さらに、雨や洗髪、空気中の水分で変化する天然毛髪の風合いを表現できる「バイタルヘア」(特許第5127443号)も、2006年より商品化している。現在は埼玉県新座市に構える自社研究所で日々、毛材の研究に取り組んでいる。
東京工業大学 物質理工学院 特任教授 鞠谷 雄士氏
東京工業大学 物質理工学院 特任教授 鞠谷 雄士氏
1982年東京工業大学大学院繊維工学専攻博士後期課程修了。2020年に東京工業大学物質理工学院教授を定年退職。引き続き同学院特任教授に就任し、2021年より京都工芸繊維大学特任教授を併任。受賞歴として「繊維学会功績賞」、「高分子学会功績賞」などがある。一般社団法人繊維学会会長、一般社団法人プラスチック成形加工学会会長などを歴任。現在、米国繊維学会会長。
「サイバーエックス」は第三の機能性人工毛として、2022年10月20日(木)から提供を開始した増毛新商品『ピンポイントライズ』(男性向け)と『ヘアアップαリベルテ』(女性向け)で採用した。今後ウィッグなどの同社主力商品に採用し、日本国内のみならず、米国、欧州などグローバルに展開していく構えだ。興味を持った人は、同社のホームページを覗いてみよう。
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