伊豆縦貫道「最南端区間」下田工区が工事開始へ 全通へ少しずつ前進
下田市街周辺の5.7kmの工事が始まります。
天城越え南側の工区
工事が開始される「河津下田道路」工区の下田市内区間(画像:国土交通省)。
国土交通省 沼津河川国道事務所は2022年10月14日(金)、伊豆縦貫自動車道の最南部の工区「河津下田道路」のうち、下田北IC〜下田IC間の5.7kmについて、11月に起工式を行い、工事に着手していくと発表しました。
伊豆縦貫道は東名の沼津ICから伊豆半島を南下し、天城峠を越えて南端の下田市へ至る約60kmの構想路線です。沼津IC〜函南塚本IC間、伊豆中央道〜修善寺道路、修善寺IC〜月ヶ瀬IC間が開通済みで、天城越えの部分はまだルートが正式決定していません。
天城峠以南の「河津下田道路」12.5km全線が事業化済みで、沼津側の3.0kmが先に2023年春までに開通予定です。そして最南端部の区間が、今回いよいよ工事開始します。
当該区間の現道・国道414号は下田の市街地へ至るまでの最後の急カーブ地帯。伊豆縦貫道は最短距離でショートカットし、2か所の谷間に設置される蓮台寺IC、敷根IC以外はほとんどがトンネルとなります。
伊豆縦貫道が全通すれば、伊東経由の国道135号の海岸線ルートに比べ、約2時間の時間短縮が見込まれています。