「無数の輝く生命に捧ぐ」(部分)2011〜2013年、色鉛筆/紙2022年10月1日(土)から11月20日(日)まで、松坂屋名古屋店 南館7Fの松坂屋美術館にて「吉村芳生展 超絶技巧を超えて」が開催されている。東海地方では初開催。吉村芳生氏(1950〜2013年)の作品など500点以上が展示されている。吉村芳生氏の作品群は、2007年に森美術館で開催された「六本木クロッシング 2007:未来への脈動」展で大きな話題となった。膨大な時間を費やして制作された吉村氏の作品は、写真と見間違えるほどの驚くべきリアリティが魅力。各地の美術館で作品が展示され、特に山口県立美術館で開催された個展では43,000人を動員するほどの注目を集めたが、惜しまれながらも2013年に早逝した。本展は、3部構成での開催。日常生活の中でのありふれた風景をモノトーンのドローイングや版画で表現した初期の作品群、色鉛筆を駆使してさまざまな花を描いた後期の作品群、生涯を通じて描き続けた自画像の数々が展示されている。初期の作品は、題材を撮影した写真にマス目を引き、それをさらに拡大して1マスごとに模写する機械的な方法で制作。1990年頃からの後期の作品群は、故郷の山口県の休耕地に咲くコスモスやケシを題材に、色鉛筆で描かれている。また、吉村氏は生涯で2,000点を超える自画像も制作。新聞の一面に大きく自画像が描かれたシリーズでは、全てが同じ画家の顔であるにも関わらず、記事の内容を反映した多様な表情が表現されている。※開催の状況について、最新の情報は公式Webサイトにて要確認「ジーンズ」1983年、鉛筆/紙「コスモス」2000〜2007年、色鉛筆・墨/紙「新聞と自画像 2008.9.17 日本経済新聞」2008年、鉛筆・水性ペン・墨・水彩/紙■期間:
2022年10月1日(土)〜11月20日(日)■開催場所:
松坂屋美術館
愛知県名古屋市中区栄3-16-1 松坂屋名古屋店 南館7F■問い合わせ先:
松坂屋美術館
tel. 052-251-1111
url. https://www.matsuzakaya.co.jp/nagoya/museum/