米国チームがプレジデンツカップで世界選抜チームを相手に勝利を目指して戦っていた日曜日。タイガー・ウッズ(米国)は長男、チャーリー君のバッグを担ぎ約800キロ離れたフロリダ州のコースで戦っていた。
タイガー・ウッズの最新ドライバースイング【連続写真】
タイガーの親友、ノタ・ビゲイIII(米国)が主催する“ノタ・ビゲイIII・ジュニアナショナル選手権”(ミッションインリゾート・パー2・フロリダ州)に出場したチャーリー・ウッズ、13歳。36ホール大会で初日は80、8オーバーと出遅れたが、2日目は自己ベストとなる「68」、4アンダーをマーク、トータル4オーバーで、ボーイズ12〜13歳部門の4位入賞を果たした。
圧巻は後半の14番パー5。あわやアルバトロスかというセカンドショットを披露しイーグルを奪い猛追した。
「打った瞬間にものすごく良いショットだと思った」とラウンド終了後のインタビューに応えたチャーリー君。
「本当はもっと近くについたと思ったけど、そうでもなかった」と笑った。
メジャー15勝の父、タイガーがキャディを務めた2日間。「(父が)居てくれなかったら、絶対にこんなプレーはできなかった」と偉大な父を称賛。初日に出遅れ、2日目の前半も調子がなかなか上がらないチャーリー君を「とにかく忍耐だ」とタイガーは声を掛け続けたという。
タイガーは息子のキャディをしつつも、プレジデンツカップで戦う米国チームのミーティングにバーチャルで参加、キャプテンのデイビス・ラブには直接電話をかけてアドバイスも送るという忙しい週末を過ごしたようだ。(文・武川玲子=米国在住)
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