人生は一度きり。後悔しないよう、今できることをやってみませんか。アラフィフのミニマリストとして暮らしにまつわる情報を発信している本多めぐさんが、年を重ねた今振り返ってみて感じた「30代でやっておいてよかったこと」について教えてくれました。

30代からの人生を変えた3つのコツ

40代後半の私。30代を振り返り、今思うと「やっておいてよかった」と感じていることを3つにまとめました。
もちろん40代の方も50代の方も、今日から取り入れてほしいことばかりです。今この瞬間は、これからのあなたにとっていちばん若いとき。参考にしていただければうれしいです。

 

●1:大人になってからの勉強は、メリットが大きく前向きに行動できる

学校を卒業すると、勉強の機会が急に減ります。社会人になり日々忙しく余裕がない方も多いと思います。振り返ってみると、学生のとき勉強が好きになれなかった理由は、なんのために勉強するかわからなかったから。

社会に出てから勉強してスキルアップしたり資格を取ると、仕事の選択肢が広がると知りました。当然お給料もアップ! 勉強するメリットが明確なら行動できるのです。

こうして私は、介護やパソコン系資格、秘書検定など仕事に役立ちそうな資格を取っていきました。その勉強の結果は、就職できたことですぐにメリットを感じることができました。

30歳から、思いきって栄養士になるため短大に入学しました。そこから人生がガラッと変わりました。勉強することで、栄養士の仕事という大きな機会を得ることができたのです。

その後も、興味のあることは学び続けています。興味を持ったことを学ぶ習慣があると新しいチャレンジに抵抗がなく、いくつになっても前向きに行動できると感じています。

 

●2:人を誘う習慣があると、友達づくりに困らない

私はもともとは内気で、人から声をかけられるのを待つ方でした。しかし、接客業やサークル活動を経験したお陰で、人を誘うことに抵抗がなくなりました。

仕事でお客様と会話する際「私は内気で人見知り」なんて言ってられません。とにかく話題を見つけて話しかけるように訓練しました。するといつの間にか、苦手だった会話が平気になっていったのです。
つまり、会話下手だと思っていたのは、単に慣れていなかっただけ。仕事と割りきってどんどん話すようにしたら、経験値が増え、どんな方とでも話せるようになりました。
コミュニケーションは「慣れ」と「自分から話しかける少しの勇気があるか」だと思います。

さらに、オフ会やイベントなど大人数を集める機会があり、たくさんの人に声をかけることも経験しました。たくさん断られるうちに、断られることに慣れました。断られると落ち込むから誘いたくないわけで、断られても平気ならストレスが溜まりません。

「自分から声をかける」ことができれば友人をつくるのは難しくなく、この先どこに行っても大丈夫という安心感を得ることができました。

●3:フリーランスの働き方は学びと発見の連続

会社員ではなく、フリーランスの働き方は学びが大きかったです。結婚後に時間ができたので、以前から興味があったカラーセラピーと占いを学びました。

最初は、友人が主催するイベントに500円の占いで出店しました。学んだことの中から「そのイベントに来るお客さんに向けた商品」を考え、提供するサービスのメニュー表をつくり、テーブルに布を敷いて雰囲気を出し、お釣りや領収書の準備など、一から十まで自分でやることは貴重な経験でした。

会社員は上司が仕事を振ってくれますし、困ったら上司に判断を仰げます。かたやフリーランスは、なんの縛りもない代わりに自分ですべてを決断しなければいけません。仕事の幅広さ、責任の重さ、積極性がないとなにも進まないことなど、経験して初めてわかりました。難しいけれど、圧倒的なやりがいを感じることができました。

50代や60代になっても、新しい働き方を選ぶことができます。たとえばハンドメイドのアクセサリーをネット上で売ったり、インスタグラムで得意のお料理写真をアップし、人気が出れば料理教室を開けるかもしれません。

自分のできることを増やすと可能性が広がりますね。将来が楽しみと感じています。年をとって体力が落ちても、好きなことを自分のペースでできるなら、老後も楽しくお仕事できそうです。

 

●30代は下準備の時期

40代になり、webで文章を書く仕事がメインになりました。引き続き、自分が好きなことや得意なことを楽しく続けたいと思っています。
これからの人生も学び、人間関係、仕事。どれも充実させていきたい。その下準備を30代でできたのは財産だと思っています。私の体験談がどなたかの役に立てばうれしいです。