「クローゼットにあふれた服を捨てられず、出し入れが大変」「結局同じ服ばかりを着てしまう…」という読者の悩みを、収納に詳しい平野ノラさんが解決。“今の自分”が輝くクローゼットに!

捨てたいもの、第1位は「洋服」。平野ノラさんが読者のクローゼットを片づけます!

「高かったから」「まだ着られるから」「子育てが一段落したら着るかも」など、なかなか捨てる決心がつかず、増える一方の洋服は、エッセ読者アンケートでも捨てたいものNo.1。「今の自分が着たいものだけ残せば、グンと使いやすくなって、あなた自身がキラキラと輝き出しますよ」と、ノラさんがアドバイスしてくれました。

【写真】じつは片づけが得意な平野ノラさん

今回は、読者の捨てられずにパンパンになったクローゼットを、ノラさんのアドバイスで実際に片づけてみました。

●捨てて、使いやすいクローゼットに大変身!

洋服や布団が押し込まれた、まるで物置なクローゼットが、ノラ流捨てテクで、出し入れしやすいクローゼットに。

ぎゅうぎゅうで取り出しにくかった服は、厳選してさっと取り出せるようになりました。布団も使うものだけ残し、洋服と布団のゾーンを分けて収納。

●【ノラ流クローゼットの捨てる心得】今着たいもの以外処分!必ず自分で考えよう

今「着たい」「使いたい」かどうかを基準に残すものを決めます。「『まだ着られる』『もったいない』『高かった』は、ものを軸にした考え。ものに振り回されず、あなたが主役のクローゼットに。着たいものだけが、出し入れしやすく入っている様子をイメージして」

実際の片づけ方を、ノラさんのアドバイスとともに紹介します!

【準備】まずは棚の上の不要品と使わない布団を処分!

“なにかに使えるかも”ととってあった古いオムツや、子どもも存在を忘れている古いオモチャなどは処分。場所をとる布団も、過去1年で使ったものだけ残し使用していないものは処分。

●使いやすいクローゼットのイメージをもとう

なんでも入れて物置状態のクローゼットを卒業するため、まずは洋服以外のものを全部出し。「洋服選びが楽しくなるクローゼットを想像して、不要品は処分します」。寝室のそばにあるため、毎日使う布団は残し、使わないものは処分してゾーンを分けることに。

●STEP1 服を全部出す:もっている服をすべて1か所に集める

クローゼットの中に入っている服を全部出し。「かけている服も、引き出しの中の服も全部出して。さらに、ほかの場所にしまっている服もあれば、そちらを出して1か所に集めます」

●STEP2 残す服を選び抜く:今着たいものだけを残す

残すのは、「今着たい」服だけにしましょう。「もったいない」「いつか着るかも」は厳禁です。「なりたい自分を思い浮かべながら残す服を厳選すれば、理想の自分に近づけますよ」

左側は捨てる服:
・まだ着られる
・もったいない
・高かったけど使っていない

右側は残す服:
・今着てる
・着たい

●迷ったら着てみて判断しよう

残すかどうか迷う服は、実際に鏡の前で着てみて判断。

「数年前はお気に入りだった服が、『あれ? しっくりこない』と思うことも。実際に着てみると、判断しやすくなります」

●STEP3 服をしまう:かけている服が取り出しやすく戻しやすい量が理想

選び抜いた服は、かけられるものは基本ハンガーにかけて収納。

「片手でさっと取り出して戻せるよう、ハンガー同士の隙間をあけ、よく着る服を出し入れしやすい場所にしまいます。できるだけ丈と色をそろえると、見た目もすっきりし、着る服を選びやすいですよ」

<こんなに捨てました!>

着ていない服や、使わない布団・オモチャ・オムツなどを処分。授乳用の服やキャラクターもののアイテムなど、使ってくれそうな人が具体的に思い浮かぶものは、あげることに。