ファミリークローゼットがベランダのすぐ近くの間取り。家が建って7年、使い勝手に満足
最近の家づくりでは、ファミリークローゼットが人気。衣類を一括管理できるうえに、しまう場所が1か所になることで、家事の軽減につながるからです。では、どこにつくればいいのでしょうか? 7年前に注文住宅を建てた日刊住まいライターは、ベランダからすぐ近くにファミリークローゼットを配置する間取りを選択。「取り込む→たたむ→収納」という一連の流れがとてもスムーズになりました。その様子をレポートします。
洗濯物を取り込んでからの家事動線はシンプルに
筆者は7年前に注文住宅を建てました。その際に、夫婦と子ども(3歳、2歳)の4人分の衣類をまとめて収納できる、ファミリークローゼットを設置。
上は筆者の家の2階の間取り図。黒枠で囲んだ部分がファミリークローゼットです。そして、洋室をはさんだバルコニーが普段洗濯を干している場所です。
バルコニーから取り込んだ衣類は、洋室に隣接しているファミリークローゼットへ。ちなみにファミリークローゼットは、階段がある廊下からも出入りが可能です。
こちらは1階の間取り図。タオルや家族の下着類は、1階の脱衣所にあるランドリーチェストにまとめて収納しています。
ベランダから取り込んだらすぐファミリークローゼットへ
上に写真のように、バルコニーとファミリークローゼットまでの距離は、8畳の洋間1室分です。
ほとんどの衣類は、ハンガーにかけるだけにしているので、収納がとてもラク。家事のハードルが下がり、夫もよく手伝うようになりました。
わが家では、衣替えを春夏と秋冬の間に1度行います。季節もの以外は、チェストのなかへ収納するのが習慣に。
ハンガーにかける衣類以外は、洋間でたたみます。
たたむ量が少ないので時短になり、ほかの家事にあてる時間を増やすことができるように。気持ちに余裕もできました。
ちなみに、洋間の冷暖房効率を上げるため、ファミリークローゼットには扉がついています。実用性があるうえに、なにより見た目がすっきりして見えるので、扉をつけて正解でした。
家族の下着やタオルはまとめてランドリーチェストへ
1階にある脱衣所には、家族全員分の下着やタオルが入る大きめのチェストを配置しています。
最上段がタオル類。そこから下は、1段ずつ家族一人ひとりの下着を収納しています。下の2段は子どもたちの分。簡単に手が届き、1人で準備ができます。
入浴前後の身支度が、脱衣所で完結するため便利。着替える機会が多い子どもたちの衣類は、下着と一緒に収納しています。
後悔はファミリークローゼットのハンガーパイプと小窓
当初設置していたハンガーパイプは位置がやや高いうえに、収納力がたりませんでした。
そのため夫婦ふたりマンション暮らしのときに使っていた、組立式のハンガーパイプを活用。それでも、将来子どもたちの衣類も収納することを考えると、着ていない衣類を断捨離するタイミングだと感じています。
採光と換気のために小窓も設置しましたが、衣類があるので、あけづらいのが難点です。窓の位置と形をもう少し考えておけばよかったと後悔。
でも結果的には、ファミリークローゼットを採用してよかったと思っています。家事が少しラクになるだけで、日々の暮らしに余裕が生まれました。