クマや眉間のシワは、見た目の老化の原因になってしまうかもしれません。そこで、道具をつかわずに自分の手でできる目元ほぐしの方法を、エイジングデザイナーの村木宏衣さんに教えてもらいました。

肌疲れから来る、どんよりクマに効く目元ほぐし

こり固まった鼻のつけ根に、刺激を与えて血行をよくするマッサージ!

動かすことの少ない鼻のつけ根は、こりやすい場所なんです。

「ここをほぐすと目や鼻の周りの血流がよくなり、クマが薄くなります」

●step1:眉頭のくぼみに親指を当て、骨に引っかける

目を閉じ、手をつかみの形にし、眉頭の下のくぼみの骨に親指を引っかけるように当て、ほかの指4本は頭へ。眼球を押さないよう注意。

●step2:反対の手で鼻のつけ根の骨をはさみ、下に引っぱる

目のくぼみに当てた親指は骨を押し上げるように上へ。反対の手の親指と中指で眼鏡の鼻パッドが当たる辺りを押さえ、真下に引っぱる。

●step3:首を小さく振り、筋肉に刺激を与える

目のくぼみの指は上へ、鼻のつけ根の指は下に引っぱったまま、首を「うんうん」「いやいや」と縦横に小さく15秒振る。反対側も同様に。

目の使いすぎで定着した眉間のシワに効く目元ほぐし

目元の疲れでかたくなった額と眉のこりをほぐしてシワ対策!

目を使いすぎると、額や眉に余計な力が入って眉間にシワができてしまいます。「集中して作業をしたあとは、こりをほぐしてシワ対策の習慣を!」

●step1:額にこぶしの平らな面を押し当てて、ほぐす

こぶしの平らな面を額に当て、指に骨を感じるくらい強めに押し当てる。こぶしで小さく外方向に円を描くように、1か所につき5回動かす。位置をずらしながら額をまんべんなくほぐす。

●step2:眉の筋肉を指でつまみ、上、外へ動かす

親指と人さし指で眉頭の筋肉をつまみ、上へ10回、外へ10回動かす。

さらに、円を描くように外回しに10回動かす。指の位置を眉山にずらして、同様に動かす。反対側の眉も同様に。

 

お疲れ顔対策Q&A

紫外線は目元にも大きなダメージとなります。目をいたわる習慣を取り入れて、疲れ顔知らずに変身。

●Q:仕事や家事の合間にできる疲れ顔対策はありますか?

A:遠くを見たり眼球を動かすことで、目元が休まります

眼筋の運動不足や緊張を改善するには普段しない動きを取り入れるのが効果的。「目が疲れたら遠くを見るクセをつけましょう。目をつむり、耳をのぞき込むように左右に眼球を動かすと、目元が休まって疲れ顔が解消します」

●Q:シャンプーしながらたるみ改善できる洗い方はありますか?

A:こめかみに指の腹を当ててマッサージ

「シャンプーは頭のこりをほぐすチャンス。両手の人さし指、中指、薬指を生え際に密着させ、指でM字を描くようにほぐしましょう」。指の位置を頭頂へずらして各10回。

●Q:目元疲れや首こりに効くアイテムはありますか?

A:ホットタオルで目元と首元を温めて

目が疲れたときには、人肌に温めたホットタオルを目元や首の後ろに当て、血流をよくするのがおすすめ。「寝る前に行えば、寝つきがよくなりますよ。市販のホットアイマスクを使っても、手軽に疲れ目を予防できます」