来週の9月19日は「敬老の日」です。贈り物をする予定があるという人も多いのでは? でも敬老の日の贈り物といっても、たくさんの選択肢があり悩ましいもの…。そこで、ESSEレポーター305名にアンケートを実施。敬老の日にまつわるエピソードをお伺いしました!

2022年の「敬老の日」、あなたはだれにあげる?

「敬老の日」であることは知っていても、それがどんな日であるのか、意外に知らなかったりしますよね。法律によると、敬老の日は「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」なんだとか。

●プレゼントを贈る予定がある人はなんと半分以下!

プレゼント予定が「ある」と答えたのは111人で、なんとこれは全体の37%程度。一方で、「ない」と答えたのは190人で、これは全体の60%以上という結果に。

贈り物をする相手について伺うといちばん多かったのが、自身の母と父、もしくは義理の母と父。続いて多かったのが、祖父母(義実家含む)です。なかには、「高齢者向けボランティアをしているのでその利用者さんたちに」(京都府・38歳)という回答も。また、自分たちからではなく子どもたちから贈る予定という声も多数ありました!

●「敬老の日」のプレゼントの予算は…?

次に、気になる「予算」についても聞いてみました。

いちばんのボリュームゾーンは「3000〜5000円」という結果。贈り物をする方もされる方も気兼ねなくできる金額と考える人が多いのかもしれません。

ちなみに、今年贈る予定がある人の中でも、「3000〜5000円」を予定している人が多数。プレゼントの品を聞いみると、多かったのは「花」と「お菓子」。ほかには「お酒」や「現金」という答えもあり、贈る相手の嗜好に併せて選んでいるようです。

また、今年は外出規制もとくにないということもあって「外食」と答えた人もちらほらと。また、子ども(孫)が描いた絵や手紙を贈るという人も多く、「一緒に過ごす時間」や「思い出」をプレゼントする人も多いようです。

●これは喜ばれた!というプレゼントは?

せっかく贈り物をするならば、みんなが笑顔になれるものがいいですよね。そこで、過去に贈ったもので、喜ばれたものを聞いてみると「手紙」や「似顔絵」は大切飾ってくれていると答えてくれた人が多数。

また、「デジタルフォト」をプレゼントしたら喜んでくれたという声も。

・「デジタルフォトをセットしてあげました。そこに親戚一同、ときどき配信して更新しています。見ていて自動で写真が変わっていき、飽きないので楽しんでみてくれています」(兵庫県・41歳)

思い出が更新されるたびに、振り返りながら親戚で楽しめるのはすてきですね。

ほかにも多かったのが「フルーツ」や「お菓子」の盛り合わせ。なかには、「祖母が、果物が大好きだったのでプレゼントしました。翌年は剥かなくてよい果物のリクエストがありました」(大阪府・34歳)という、エピソードも…。

年に一度いうこともあり、少し高級なものをプレゼントする人や、オリジナルのグッズをプレゼントするというケースも。

・「名前入りのお箸をプレゼントしたら、デイサービスに持って行くと喜んでくれた!」(東京都・51歳)

・「父に息子が描いたおじいちゃんの絵とメッセージの入った湯呑をプレゼントしたら、とても喜んでくれて今でも使ってくれてます」(東京都・50歳)

・「初孫の写真が印刷されたマグカップを敬老の日にプレゼントしました。3年たった今でも愛用してくれており、プレゼントしてよかったと思っています」(埼玉県・35歳)

●心が温まるエピソードも多数!

喜ばれたものとともに、「敬老の日」のプレゼントにまつわる印象深い思い出も多数寄せられ、一部抜粋してご紹介します。

・「亡くなった祖父母にプレゼントしたことがあります。バラが好きだったので、免許を取ったときに、初めてレンタカーを借りて、秋バラがキレイな公園に車でドライブしました。すごく喜んでくれたのを思い出します。そのときに食べたバラソフトクリームが思い出の味です」(埼玉県・40歳)

・「祖母に私たち孫がお金を出し合って、ファーのマフラーを贈ったらとても喜んでくれた。今は形見分けで私が譲り受けて使っています」(千葉県・49歳)

・「祖母が生きていたころに、祖母に敬老の日に黒字に白の小さな水玉のお洋服をプレゼントしました。とても気に入ってくれて大事に着てくれたのを覚えています。うれしかったです」(熊本県・39歳)

・「私が手づくりのパンダ柄の巾着を持っていたのを見て、入院中の祖母がかわいいなあと言ってくれました。うれしくなり、その同じ柄で巾着をつくり祖母にプレゼント。小さい巾着ですが喜んで使ってくれていたようです。今はもう天国に行ってしまいましたが、思い出の巾着ですね」(京都府・40歳)

●一方で「コレ失敗したかも…」というエピソードも…

皆さんのエピソードを聞いているとだれかに贈り物をしたいな…という気持ちになってきますよね。ただ、やはり贈るからには相手の喜ぶ顔はみたいもの。そこで、「ちょっと失敗したかも…」と感じたプレゼントについても調査。

・「コーヒーメーカーをプレゼントしたのですが、使い方が難しかったみたいで、結局使ってなかったです」(東京都・50歳)

・「おばあちゃんと一緒に住んでいるときエプロンをプレゼントしました。が、少しふくよかなおばあちゃんには少しきつく布がたりませんでした(笑)」(神奈川県・32歳)

という、少しなるほどな…というエピソードも。また、お菓子など食べ物を贈る際にも、事前に「好きなものなのか」ということと、「アレルギーの有無」については確認しておいたほうがよさそうです。

●実物を見ないで送るのは少し危険な面も

意外と多かったのが「ネットショッピング」での失敗。最近、ネットショッピングをする機会が増えたという人多いのでは? 外出せずにおうちからできるので、忙しい合間などでもできて便利なのですが、少し気をつけた方がいい場合もあるようです。

・「ネットでブリザードフラワーを注文。実物を見れず、ネットの説明文もしっかり見ていなかった私が悪いのだけど、予想以上にブリザーブドフラワーが小さくびっくりした。そして義母宅で、なぜか仏壇に供えてあった…」(兵庫県・46歳)

・「母に買い物用のカートを送ったのですが、ネットで買ったので実物を見ていなくて、組み立てに苦戦させてしまった」(埼玉県・51歳)

・「ネットでプレゼントを買うのがギリギリになってしまい、敬老の日が過ぎてからしか両親のもとへ届かなかった…。早めの準備が大切だと実感しました!」(愛知県・31歳)

●コミュニケーションを取るきっかけに

なかには、敬老の日だからといって、よかれと思ってプレゼントしたところ、「まだそういう年齢ではない…」と言われてしまったという、苦い経験をされた人もじつは多数いました。

「父の日」や「母の日」に比べて、少しわかりにくい部分もあるかと思いますが、今回のアンケートでは、「楽しみにしてくれている」、「実際に会いに行って喜んでくれた」という声が多かったのが印象的でした。最近、遠方の祖父母や親族に連絡していないな…と思い当たる人は、これをきっかけにしてみるのもいいかもしれませんね。