団地の狭いキッチンを使いやすく。壁にかける、つるすで居心地いい空間に
暮らし系Youtuber Hayaoさん。古い団地に住んでいる一児のパパです。古さに負けずにDIYで自分らしく改造するワザや、おばあちゃんから習ったような懐かしい暮らしの知恵は必見。そんなHayaoさんに、楽しく豊かに暮らすヒントを教えてもらいます。今回はキッチンについて。
団地の3畳のキッチンを使いやすくDIY
僕の理想のキッチンは、光が入る窓、大きな冷蔵庫、子どもの遊んでいる様子が見られるオープンキッチンがあること! でも今の団地のキッチンには全部ありません(笑)。
人間って欲深いものだから、理想を言っていたらキリがないし、本当に必要な事が見えなくなるかもしれない。それよりも今ある現状をよく見て、どうしたらよくなるか考えた方が絶対に楽しいです。
この団地に引っ越してきた時に、3畳のキッチンを見て、どうやって自分色に変えてやろうかと腕まくりした日を鮮明に覚えています。
●部屋の印象を変える壁の改造
部屋の印象を変えるのに重要だと思うのは壁、床、ライトの3つだと思っているので、まずは壁を大胆に改造することから始めました。
壁面収納を確保するために、つっぱりアジャスター金具で柱を立て、板を一枚ずつネジで取りつけることで、棚や手すりなどを取りつけられるように工夫しました。
●壁を収納に有効活用
こうなったらあとはこっちのもの。よく使うサタルニアの皿を立てかけられる棚をつくったり。
手すりにフックをかけて、収納に困っていた重たいル・クルーゼの鍋をかけることができるようになりました。
●冷蔵庫をギャラリー風に
赤ちゃんがいる3人家族ですが、狭いキッチンなので、僕が一人暮らしのときから使っている小さな冷蔵庫がまだまだ活躍中です。
真っ白でシンプルな冷蔵庫はマグネットやチェキのフィルム写真などを貼りつけてギャラリー風にしています。
独立したキッチンとダイニングルームは暖簾で仕切られているのですが、わが子が離乳食を手づかみで食べている小さな姿をこっそり覗くのが好きです。なぜだか僕が目の前で見ている時よりも、ひとりだと黙々と食べている!
台所から作業をしながら気づかれないようにこっそりと、彼の頬張る姿を見るのが最近の癒やしの時間です。オープンキッチンだったら得られなかったかもしれないひとときだと思うと、不便もありがたいと思うのです。
●不便も少しずつ変化させていけばいい
毎日多くの時間を過ごすキッチン。不便を感じてモヤっとしても、少しずつ変化させていけばいい。
必ずしも便利さ、機能性のよさだけで満足するものではないと思います。簡単にすぐ手に入るものよりも、更新していく楽しさを。自分の暮らしは自分の手で豊かにすることができますから。