都内のレトロマンションで100の植物と暮らしながら、その日々の様子を発信しているインスタグラマー・SHINPEIさんにインタビュー。植物とのつき合い方や、推しについて聞いてみました。参考にして、おしゃれにグリーンを生活に取り入れてみませんか?

Q1 過去の投稿で反響が大きかったものは?

A.デッドスペースに合わせてつくったブックシェルフの投稿は、毎回反響がありますね。ブックシェルフは板をサイズオーダーし、それを自分で組み立てました。棚板の裏には小さな照明を仕込んでいます。

 

あとは昭和レトロなキッチンの投稿。キッチンはツールをつるしたり重ねたりして、見せる収納に。

ハンギングしている「ビカクシダ(コウモリラン)」も、安定した人気があります。


Q2 夜の写真が多いのはどうしてですか?

A.植物って自然光に照らされた鮮やかな葉の様子がきれいだから、日中の明るい自然光で撮影する人が多いですよね。

でも、僕は間接照明に照らされるグリーンも雰囲気があって好きなので、照明にこだわって、あえて夜にもよく撮影しています。夜に撮影した写真や動画も、反響が多い投稿のひとつです。

 

Q3 「植物をすぐに枯らしてしまう」人へのアドバイスは?

A.植物は「土が乾いたら水をたっぷりあげる」のが鉄則。中途半端にあげるのはあまりよくありません。土を触ったり、たっぷり水をあげたときの重さを覚えておくといいと思います。

ときどき持ち上げてチェックして、乾いたら水をやる。基本はそれだけなんです。あとは葉水も大事。愛着がわくし、日々の状態を観察するきっかけにもなります。だから毎日葉水をあげるといいですよ。

植物の量が多いと手動で霧吹きをするのが大変なので、イタリアのメーカー「EPOCA」の蓄圧式ガーデニングスプレーを愛用しています。

 

Q4 初心者でも育てやすいインドアプランツを教えて!

A.定番ですが「フィカス」がおすすめです。「フィカス・バーガンディ」のほか、「ベンガレシス」「ウンベラータ」など、どの種類もかわいくて丈夫。どんなインテリアにもしっくりなじみます。

 

あとは、窓辺などにハンギングするとよりフォルムが映える「フィッシュボーン・カクタス」。

 

キッチン脇のシェルフの上に飾っている「ユーフォルビア・大雲閣」「ホヤ」なんかも、丈夫さとカッコよさを兼ね備えたグリーンで、比較的育てやすいのでおすすめです。

 

Q5 地味だけどかわいい、推しのグリーンは?

A.「カラテア・マコヤナ」は控えめなフォルムと色味ですが、ノスタルジックな感じがして、ずっとそばに置いておきたくなるような普遍的な魅力があります。

 

いつも視界に入るように、定位置はローテーブルの上。

 

あとは「パンケーキプランツ」の異名を持つ「ピレア・ペペロミオイデス」も、ころんとした葉がかわいいですよね。出窓の上や白い壁の前に飾ると、インテリアのアクセントになります。

Q6 これからはやりそう、と感じているグリーンは?

A.僕自身はそんなに流行を追うタイプではなく、「このスペースにはこういうグリーンを置きたい」とイメージしてから植物を探し求めるタイプなんです。だから正直はやるかどうかはわかりませんが(笑)。

 

最近出会ったものだと「フィロデンドロン・ナローリーフ」のカッコよさにはほれぼれしました。耐陰性もあって育てやすいので、もしかしたらこれから人気が出るかも、と思っています。

 

●SHINPEIさん

都内のレトロマンションで100の植物と暮らす日々を発信(フォロワー約2.2万人※2022年9月現在)。リアルな生活感を植物が包むハウススタジオ「PLEASE GREEN studio」の運営も。アカウント名は@shin_pei