ウッドデッキは、外ごはん&お酒を楽しむ最高の遊び場。2年暮らして大満足
ウッドデッキを備えた家づくりを、2年前に工務店で行った日刊住まいライター。リビングとランドリールームから、気軽にアクセスできるプランしたところ、これが予定どおり大正解。子どもの遊び場として、また、大人がリラックスするのに手軽な居場所となりました。プランについて検討したこと、メンテナンスなどについて紹介します。
ウッドデッキはリビングの床とそろえ、浴室への動線も!
上の図面は筆者の家の1階平面図です。このようにウッドデッキは、リビングに面しています。そのままバリアフリーで使えるようにしたかったので、リビングの床とウッドデッキの床の高さを合わせました。
リビングには大窓を設けました。段差もないので、ウッドデッキにスムーズに出ることができます。まさにアウトドアリビングのように使っています。
また、リビングからだけでなく、ランドリールームからも出ることができる、動線をつくりました。
ランドリールームは、洗面、浴室と一直線に配置しているので、外でプール遊びが終わったら、ウッドデッキから、ランドリールームを経由してお風呂へ直行できます。
ウッドデッキのサイズは横幅が約10m、奥行きが、リビング前は約2m、洗濯干しスペースは約1mとなっています。洗濯スペースは人が歩けるくらいで、リビング前は数人がくつろげるスペースを確保しています。
木製ではなく樹脂製に。そのメリットとデメリットは!?
当初は工務店に木工事でウッドデッキをつくってもらおうと思っていました。しかし工務店からの提案で樹脂製にすることに。木製は樹脂に比べ劣化が早く、メンテナンスやつくり替えが必要になると言われたからです。
樹脂製にすれば、腐食して見た目が悪くなるということもないかなと思い、リクシルの「樹ら楽」というシリーズのウッドデッキを採用しました。
2年経過したところですが、ものを置いている場所のわずかな変色はあるものの、目立った劣化はありません。また木製だとささくれのようなものができ、ケガの原因にもなり得ると思います。樹脂だとそうしたことも起きないことも、よい点だと感じています。
樹脂製のデメリットとして、夏の暑いときに立っていられないくらい熱くなる、というのを聞きますが、実際その通りでした。
裸足だと数秒でも同じ場所に立っていられないくらい、熱くなります。ただシェードで日陰をつくっておけば、立っていられないほど熱くはならないので、問題ありません。
プールで濡れていても問題なし。お外ごはんにも!
リビングからすぐに出られるので、靴下のままウッドデッキで縄跳びをしたり、子ども同士で追いかけっこをしたりして遊んでいます。
また庭で遊んでいて、そのまま外でお昼ごはんにすることもできます。ウッドデッキだと敷物を敷いたりイスを出したりする手間もなく、そのまま座って食べられるからです。
さらにプールに入ったりしたあとに濡れた体のままでも、ウッドデッキで過ごせるのでとてもラクです。
わが家では、夏には外でよくプール遊びをします。プールで体が冷えすぎた際に、ウッドデッキに横になると体が温まります(笑)。
樹脂製のウッドデッキだと、雨の汚れがしみ込まず、表面をサッと洗い流せばきれいに。ですから、乾いた服とのきはもちろん、濡れた状態でも汚れはほとんどつきません。いつでも寝そべることができるのもいい点だと思います。
ウッドデッキがあれば、大人も気軽に楽しめる!
子どもだけでなく、もちろん大人も使っています。
ランドリールームから出てすぐの場所に洗濯物を干せるのはとても便利。それ以外にも、風が気持ちいいときにウッドデッキに腰かけてコーヒーを飲んだり、冬の星がきれいなときに熱燗を飲みながら空を見たり…。ウッドデッキがあることで、ゆったりとした時間を過ごすことができています。
わざわざ靴を履いて外に出るのではなく、リビングから靴下のまま出て、外を感じることができ、本当によかったと思っています。
ウッドデッキを設置する場合、木製にするか樹脂製にするか、サイズや配置はどうするか、日除けに庇(ひさし)をつけるか、住んでからシェードをつけられるようにしておくかなど、検討した方がいいポイントはたくさんあります。
ですから、かなえたいことを具体的に工務店やハウスメーカーの担当者に、伝えることが大事だと思います。おうち時間が豊かになるウッドデッキをつくってみてはいかがでしょうか。