閉経前後の10年を指し、6割の女性が不調を感じるという更年期。そんな更年期による体調の変化で悩んだ経験があると話す、現在58歳の料理家・飛田和緒さん。今回は、更年期を前向きに乗りきるコツについて教えてもらいました。

更年期きっかけで始めた体と心にいいこと、続いてます

閉経から1年後、55歳の頃に手足のしびれやホットフラッシュなど、さまざまな不調が一気に現れた飛田さん。医師のすすめを受け、体のためにと始めた運動が、ストレス発散にも役立っているそう。自分に合った気分転換の方法があれば、気持ちがふさぎやすくなるこの時期もすこやかに乗りきれるはず!

 

●筋トレ、バレエ、ヨガ。無理しないから楽しい!

「スポーツクラブではジーンズのまま走っちゃうこともあるの」と笑う飛田さん。気負わないことが継続するコツのよう。

「家ではゴムバンドを脚にかけて開閉して太ももを鍛えたり、足の甲を伸ばしたり。体がほぐれると気持ちがいいし、疲れがたまらない気がします」

●K-POPも!映画やライブ映像観賞は大学生の娘と共通の趣味に

「プロジェクターで映画を観て気分転換。娘のつき合いでライブの配信を見ているうちにBTSにハマってしまい、今では娘に『ママ、グッズ買いすぎ!』とあきれられるほど(笑)」

 

●ペットボトルのフタはシリコンと娘におまかせ

「手の力が弱くなって、ペットボトルのフタがあけられなくなったときは驚きました。家族一の力持ちだったのにって。でも無理せず、娘がいるときは娘に、1人のときはシリコン製オープナーに頼っています」

 

●着つけ、英会話、お菓子づくり。大人のお稽古にもハマってます

「できないことができるようになるからか、お稽古ごとって気持ちがすごく上がるんですよね。ほどよく緊張しながら一つのことに集中する時間も心地よくて。娘の成人式の着つけをする、という野望も生まれました!」