おうち時間が多いこの昨今、SNSを中心に自分でつくった作品を披露して楽しむ人が増えています。人気twitterアカウントの「はな言葉」(葉菜桜花子さん)の作品を同じようにつくる「#フラワードレスチャレンジ」もそのひとつで、お花好きの人たちを中心に盛り上がりを見せています。今回は、『色とりどりの「はな言葉」フラワードレスと花言葉』(扶桑社刊)を出版したばかりの葉菜桜花子さんにそのつくり方を教えてもらいました。

人気の「はな言葉」作者に聞く、作品への思いとつくり方のコツ

3年ぶりに「はな言葉」シリーズの作品集『色とりどりの「はな言葉」フラワードレスと花言葉』(扶桑社刊)を出版した葉菜桜花子さん。2017年から、季節の草花と女性のアートを作品化し、発信し続けています。作品への思いを伺いました。

「もともと散ったり枯れたりして役目を終えた花を使ったアートをつくるというコンセプトで活動は始まりました。そんな作品を数多くつくり続けてきたことから、本物のウェディングドレスをつくることも実現しました。多くの方々からは作品への感想をいただくことも多く、こうして3冊目が出せたことをうれしく思います」(葉菜桜花子さん)

多くの方が「はな言葉」の作品に癒され、そしてこのコロナ禍でおうち時間が増えたことで、同じように作品をつくり「#フラワードレスチャレンジ」というタグをつけてSNSに投稿する人も増えました。葉菜桜さんのように素敵につくるコツはあるのでしょうか?

「私の作品では、さまざまなお花をドレスに仕立ててきましたが、おすすめはアジサイです。画用紙の上に花をふんわり置くだけでもドレスっぽさが出せます。アジサイはとくにどんな方でもつくりやすいお花だと思います。たとえば、今の時季なら秋色アジサイなどがお花屋さんで買えるので、観葉として楽しんだあとにぜひチャレンジしていただけたらと思います」

●フラワードレスチャレンジしてみない?葉菜桜さん直伝のつくり方

実際に葉菜桜さんが作品をつくっている様子を撮影してもらいました。

(1) アジサイの花びらを画用紙に並べ、ドレスの形をつくっていきます。ここでは、大まかな形で大丈夫です。

(2) だいたいのドレスの形やサイズが決まったら、鉛筆で女性の下描きをしていきます。

(3) 下描きができて、女性に帽子やリボンなど置きたい場合、試しに置いてみます。

(4) 下描きに沿ってペン入れを行います(ちなみに葉菜桜さんは極細の筆ペンを使っています)。

(5) 女性を描けたら、先ほど決めた位置に花びらを置きます。

(6) 消しゴムで下描きの鉛筆のラインをきれいに消しましょう。

(7) 最後にドレスの形を整えます。周りに花びらを散らしたり、お花のあらゆる部位を使ってあしらいを入れたら完成です。

 

つくった作品はぜひ写真に残して「#フラワードレスチャレンジ」というハッシュタグをつけて、投稿してみませんか? 葉菜桜花子さんの新しい作品集『色とりどりの「はな言葉」フラワードレスと花言葉』(扶桑社刊)には、花のドレスを着る生き生きとした女性たち、そして作品に使用した花が本来の姿で咲いている写真もあわせて掲載しています。ぜひチェックしてみてくださいね。