15年のお弁当づくりで忘れられない、関西ならではの「タコ焼き弁当」
手軽につくれるレシピで人気の、たっきーママさん。記憶に残るお弁当は、長男につくった「タコ焼き弁当」だそうです。だし香る関西風のタコ焼きレシピとともに、中学時代の忘れられないエピソードを教えてもらいました。
小麦粉で簡単!だし香る関西風タコ焼きのレシピ
子どもが喜ぶこと間違いなし! タコ焼き弁当です。
●タコ焼き弁当
材料(35〜40個のタコ焼き器1台分)
タコ 150g
小麦粉 150g
水 3カップ
卵 2個
顆粒和風だしの素、みりん 各大さじ1
しょうゆ 大さじ1/2
サラダ油 適量
A[天かす、紅ショウガ(刻む)、万能ネギ(小口切り)各適量]
タコ焼きソース、カツオ節、青のり 各適量
【つくり方】
(1) タコは小さく刻む。ボウルに小麦粉、水、卵、顆粒和風だしの素とみりん、しょうゆを順に入れ、その都度泡立て器で混ぜる。
(2) タコ焼き器にサラダ油をまんべんなく塗って熱し、1を流し入れてタコを焼き型に1つずつ入れ、Aを散らす。
(3) 焼けてきたら竹串などで裏返してさらに焼き、中まで火がとおったら取り出す。粗熱がとれたらソース、カツオ節、青のりをかける。
[1人分27kcal]
●念願のタコ焼き弁当を持って登校したものの…
この春大学生になった長男のお弁当を15年間つくって来ましたが、いちばん忘れられないのは中学時代に「タコ焼き弁当」を持たせたときのこと。
あまり食に興味のない長男が、「お弁当にタコ焼きを持ってきた子がいてうらやましかった」とめずらしく言ったので、母としては、それはもうはりきりまして。生地はタコ焼き粉を使わなくても小麦粉で簡単につくれるし、天かす、紅ショウガ、ネギ、タコを入れて焼くだけなので簡単。ただ朝から焼くと時間がかかるので、週末につくって冷凍しておきました。
ところが、いよいよ楽しみにしていたタコ焼き弁当の日。家を出て1時間もしないうちに、学校から「息子さんが骨折したようなので今から病院に来ていただけますか」と電話が! すぐに病院に駆けつけたところ、やはり腕を骨折していたんです。
●タコ焼きを死守した長男にまさかの顛末(てんまつ)!
事情を聞くと、「タコ焼き♪タコ焼き♪」と浮かれて階段を上っていたら足を滑らせ、弁当箱を死守するために階段に腕をついてグキッとなったと。診察後、先生が「今日は帰宅していいですよ」とおっしゃったときも、普段はおとなしいのにキッパリと「お弁当を取りに戻りたいです」と主張していて。どんだけ食べたいんだ(笑)!
結局、先生が弁当を家に届けてくださって食べられたのですが、学校で食べたいだろうと思い、後日またタコ焼きに。今度は浮かれないよう過ごしたそうですが、無事に帰って来るまでハラハラした、いい思い出です(笑)。