働いていた頃に比べると、収入がぐんと減ってしまう年金生活には、日々の節約がかかせません。そんななか、お金をかけるところと絞るところのメリハリをきかせ、毎日の暮らしを楽しんでいるpokkomaさん。夫婦2人のその生活は、YouTubeでも発信しています。ぜいたくをしなくても、工夫しだいで豊かな時間をつくる、その暮らしぶりをのぞいてみました。

食費にお金をかけるかわりにスキンケアは手づくりで節約

仕事をやめて家にいる時間が増えたのを機に、毎日の生活習慣を見直し。それまではお金を使ってストレスを発散していたのに、お金をかけなくても、知恵を絞って自分の手を動かすことで、心も満たされて充実した毎日を過ごせていると話します。

【表】pokkoma家の1か月支出リスト

そんなpokkomaさんの暮らしのコツを紹介!

●調味料は少しいいものを

「スーパーで見つけたちょっといい調味料を使うだけで、ぐんとおいしくなるんです」。「竹本油脂製菓用太白胡麻油」と、滋賀県の道の駅で見つけた「やまよし醤油」はお取り寄せ。

 

●パンとおやつはこだわり素材で手づくりする

洋服は自分に合うものをプチプラで探す。スキンケアは手づくりして節約しているpokkomaさん。「ファッションや美容費の支出を抑えている分、パンとおやつづくりの材料にはお金をかけています」

品ぞろえが豊富なネットショップを利用し、大特価のときにまとめて購入。

●YouTubeを更新してプチ収入を得る

62歳でYouTubeチャンネルを開設!「収益にとらわれず、自分が楽しめる範囲でやっていきたいと思います」

得た収入で、孫の誕生日にぬいぐるみなどを贈っています。

 

●身近なものでつくった基礎化粧品でケア

食べ終えて残ったユズの種や、ベランダで育てているドクダミの葉を原料として活用。化粧水は、ユズの種を乾燥させて蒸留酒に入れ、ドクダミの葉を加えれば完成。クリームは、みつろうと料理に使うMCTオイルを湯せんで溶かし、好みの精油を混ぜるだけ。

「身近なものでつくれるので、コストパフォーマンスがすごくいいです」

60代からを豊かに過ごすには、まずはどんなふうに暮らしたいかをイメージすることから。お金をかけるところと引き締めるところを見極めて、丁寧に手をかける暮らしも素敵です。お金を使わなくても心が満たされる暮らし方、ぜひ見つけてみてください。