夏疲れに効く最強食材「ゴーヤー」。砂糖たっぷりの佃煮が驚くほどおいしい
フジテレビ「ノンストップ!」のコーナー「ノンストップ! ESSE」。プロデューサーの吾妻聖子さんに、コーナーの裏側を紹介してもらいます。 今回はゴーヤーの食べ方について教えてもらいました。
笠原将弘さんに教わるゴーヤーの本当においしい食べ方
少しずつ朝晩過ごしやすい気温になって秋の気配を感じる季節になってきましたね。夏の疲れが溜まっているという方も多いのではないでしょうか? そんな方に、先日の「笠原将弘のおかず道場」でご紹介したゴーヤーレシピをおすすめしたいと思います。
●ゴーヤーはビタミンCが豊富!
ゴーヤーってちょっとした苦味が魅力の野菜ですが、お子さんがいる家庭では、なかなか手を出しづらい野菜ですよね。でもゴーヤーには、夏の疲れを取る栄養が満点なんです。注目すべき栄養は「ビタミンC」! 100gあたり、76mgのビタミンCが含まれているのですが、これはキャベツの1.9倍! レタスの15倍にもなるんです。これを食べない手はありません。
ただ、苦いから、子どもは食べないというご家庭も多いですよね。
●おすすめはゴーヤーの佃煮
そこで、おすすめしたいのが、今回「笠原の眼」でご紹介したゴーヤーの佃煮! まず笠原さん曰く、ゴーヤーの苦味を取り除く一番の方法は、薄切りにして、熱湯でさっとゆでるというものです。このゆでるという作業で、「水にさらす」とか「塩もみする」とかこれまで私が経験したどの調理法よりも、苦味が取れます!
そして、思っているよりも、歯応えは悪くなりません。佃煮も、まず下ごしらえとして熱湯でさっとゆでます。その後、鍋に、汁気を切ったゴーヤー(1本)、しょうゆ50cc、みりん50cc、酢30cc、砂糖100g、鰹節5gを入れて火にかけます。
ここで、つくっているほとんどの方が砂糖が多いなと思ってしまうと思うのですが、怯んではいけません! この砂糖こそが、この佃煮を完成させ、さらに日持ちする1品に仕上げてくれるのです。これをコトコト15分ほど火にかけます。ポイントは汁気がなくなるまで煮ること。汁気がなくなったら、佃煮の完成です。砂糖は黒砂糖を使うとさらにコクが増しておいしくなるそうです。
私も食べてみましたが、これが驚くほどおいしい! ご飯のお供としてとっても優秀です。味つけとしては少し甘めなので、ゴーヤーの苦味もほとんど気にならないですし、子どもでもパクパク食べられます。
●ゴーヤーはタルタルソースにしても美味
この日のお料理は「イワシのフライ ゴーヤーのタルタルソース」だったのですが、このタルタルソースもおすすめです。こちらもサッとゆでたゴーヤと、水切りしたお豆腐、刻んだゆで卵、マヨネーズ・しょうゆ・みりん・塩コショウを混ぜ合わせるだけです。
マヨネーズと豆腐のまろやかな風味で、ゴーヤーの苦味がかなり緩和されます。フライだけじゃなくて、ソテーしたお肉なんかに合わせたり、唐揚げにかけるのもありだと思います。
とってもヘルシーで、栄養満点! 夏の終わりこそ食べたいゴーヤー。苦味を上手にごまかして、食卓に加えてみてはいかがでしょうか? 夏の疲れを吹き飛ばして、食欲の秋に備えましょう!